保存が利いて栄養満点！乾物の料理で腸をきれいにする

GOURMET

2014.1.11

野菜料理家の庄司いずみさんが開催している料理教室は、「おいしく食べてきれいになる！」ことに積極的なモデルや女優のリピーターが多いという。それもそのはず、野菜、大豆、海藻、乾物を使ったベジ・メニューはヘルシーなうえに腸を整え、体をデトックスしてくれる優れもの！まずは週末の食事から取り入れて、腸活を始めよう!!

» 第1回腹ペコさんでも大丈夫！腸をリセットする満腹レシピ
» 第3回やさしい味わいの食材で余分なものをデトックス
» 第4回野菜オンリーの中華料理で腸の内側から美しくなる

保存が利いて栄養満点！乾物の料理で腸をきれいにする

【1】乾物カレー

栄養もだしも取れる乾物は、戻さず煮込むだけの手軽さ

■材料

・切り干し大根：ふたつまみ
・芽ひじき：大さじ2
・干ししいたけ：4個

＜A＞
・玉ねぎ(2cm角に切る)：1/2個(100g)
・トマト(ざく切り)：中2個(400g)
・水：1カップ

・小麦粉：大さじ1
・カレー粉：小さじ2
・醬油：大さじ1 1/3
・雑穀ご飯：2膳分

■作り方

(1) 切り干し大根は洗ってざく切りにする。ひじきは洗って水気をきる。干ししいたけは軸を取りのぞき、カサは手でパキパキ折る
(2) 鍋に1とAを入れて火にかける。煮立ったら弱火で4～5分煮込み、カレー粉、醬油で味を調え、3倍量の水で溶いた小麦粉でとろみをつける
(3) 器に雑穀ご飯と2を盛り合わせる

【2】きのこのマリネ

低カロリーのきのこで食物繊維を補給。大根がアクセント

■材料(2～3人分)

・生しいたけ、まいたけ、ぶなしめじ、えのきだけ：各50g
・大根(細切り)：3cm(100g)
・レタス：1/2枚(20g)
・オリーブオイル：適宜

＜A＞
・乾燥オレガノ：小さじ1/2
・レモン汁：大さじ1/2
・塩小さじ：1/4
・オリーブオイル：大さじ1

・粗びき黒こしょう：適宜

■作り方

(1) きのこは食べやすい大きさに切る
(2) フライパンにオリーブオイルを熱して1を炒め、しんなりしたら火を止める
(3) 保存容器にAを入れて混ぜ、大根と2を熱いうちに加えて和え、冷蔵庫で1時間以上味をなじませる
(4) 器に3とレタスを盛り合わせ、黒こしょうをふる

【どうしよう！？】
乾物は“手間がかかる”だなんてとんでもない！
そのまま鍋に入れて煮込んでOK!!
切り干し大根、芽ひじき、干ししいたけなど、乾物が体にいいとわかっていても、使い方がわからない、戻すのが面倒で敬遠しているとしたらもったいない！「干すことで栄養分が凝縮されるため、生よりも何倍もの栄養を取り入れられます。洗ってそのまま調理できるし、肉や魚を使わない献立ではだし代わりにもなるんですよ」

献立を考えてくれたのは……庄司いずみさん
野菜料理家。野菜だけの料理を紹介するブログ「vege dining 野菜のごはん」が評判で、不定期開催される料理教室はモデルにも人気。『デトックス・ベジ定食』など著書多数。

2014.01.11(土)
cooking:Izumi Shoji
photographs:Miwa Kumon
styling&text:Yukari Akiyama

CREA 2013年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。