◆落花生の野積み「ぼっち」
「ぼっち」とは、収穫した豆を乾燥させるために野積みされた落花生の株の束のことで、千葉県ならではの呼び方。藁をかぶせた姿が、伝統的な雨除けの藁帽子「ボッチ」に似ていることからこの名がついたとされている。
収穫の時期になると畑に1.5メートルほどの「ぼっち」が並び、この風景は落花生産地の秋の風物詩となっている。
「千葉県の代表的な特産品が『落花生』。収穫した落花生を乾燥させるために作られる円筒状の塊「ぼっち」が、秋の収穫期になると畑に並び、特徴的な農業景観を作り上げます」(千葉県観光物産協会 職員)
見ごろの時期:10月中旬〜11月下旬
落花生の野積み「ぼっち」(らっかせいののづみぼっち)
所在地 千葉県八街市ほか各所
◆棚田のあかり
「日本の棚田百選」に選定されている大山千枚田が、1万本のLEDライトによりライトアップされるイベント、棚田のあかり。15分ごとに橙、青、緑、紫へと変化する光色の煌めきで、棚田の美しい曲線が浮かび上がる。
「毎日17時頃から20時頃まで、静寂に包まれた棚田を4色に変化するLEDライトが彩り、幻想的な雰囲気を醸し出します」(千葉県観光物産協会職員)
棚田のあかり開催期間:2023年10月21日(土)~2024年1月8日(月・祝)予定
棚田のあかり(たなだのあかり)
所在地 千葉県鴨川市平塚540
https://maruchiba.jp/sys/data/index/page/id/21449/
2023.09.27(水)
文=佐藤由樹
協力=千葉県観光物産協会