待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆室堂平の花畑

 世界有数の山岳観光ルートとして人気を誇る立山黒部アルペンルート。夏には爽やかな空気の中で散策を楽しめ、高山植物の花々を堪能できる。

 日本最高所の駅・室堂駅から歩いてすぐの場所にある「室堂平」で、夏に見られるのがチングルマやシナノキンバイの花畑。北アルプスの雄大な山々をバックに咲き広がる花々と、青空のコントラストが鮮やかだ。

 室堂平の近くには周囲約630メートルの「みくりが池」があり、深い緑に囲まれた藍色の湖水が美しく、「北アルプスで最も美しい火山湖」と評されている。この景観を湖畔のベンチでゆっくり休みながら眺めるのもいいし、遊歩道で池の周りを一周するのもおすすめだ。

 運がよければ、特別天然記念物のライチョウを間近で見られるかも!

見ごろの時期:7月~8月

室堂平の花畑(むろどうだいらのはなばたけ)

所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂平
https://www.alpen-route.com/index.php

◆メルヘンおやべ源平火牛まつり

 「メルヘンおやべ 源平火牛まつり」は、源平倶利伽羅合戦の際に木曾義仲が用いた奇襲作戦「火牛の計」にちなんだ、全国唯一の豪快な祭り。

 メインイベントとなるのは、藁でできた巨大な牛を引きタイムを競い合う「火牛の計レース」。牛は最大700キログラムと、大人3~4人で引くのも大変な重量で、懸命に引く姿に観客は声援とともに盛り上がる。大人の部と子供の部があるが、コロナ禍以降初開催となる今回は、子供の部のみ行われる。

 また、藁の牛にまたがった甲冑姿の木曾義仲や巴御前が兵を率いて商店街を練り歩く華やかな「源平火牛たいまつパレード」や、ステージイベントなども開催。地域内外の人々が集まり、町が大いに賑わう。

開催日:2023年7月29日(土)

メルヘンおやべ源平火牛まつり(メルヘンおやべげんぺいかぎゅうまつり)

所在地 富山県小矢部市八和町
https://www.oyabe.info/

2023.07.27(木)
文=佐藤由樹
協力=とやま観光ナビ