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 ダンス&ボーカルグループ・WATWINGのメンバーとして、最近では俳優としても知られる八村倫太郎さんが、2023年7月28日(金)にファースト写真集『record』をリリースする。

 八村さんの愛してやまない地元・横須賀と、八村さんが現在“戦う場所”東京という異なる2か所で撮影を行った本書では、リラックスした素の表情から色気が漂うクールな横顔まで、今の八村さんを存分に堪能できる内容に仕上がっている。

 CREA WEBでは『record』について、八村さんにロングインタビューを実施。前半では、こだわり抜いた写真集撮影時のエピソードについて、くるくると表情を変化させながら語ってくれた。


横須賀と東京での顔の「二面性を出したい」

――八村さんはWATWINGで2021年にメジャーデビュー(結成は2019年)を果たし、俳優としても活動され、間もなく写真集『record』が発売されます。すごく勢いを感じるのですが、ご自身としてはいかがですか?

 やっぱり、そうですよね……! 自分でもびっくりしています。最初に写真集のお話をいただいたとき、「え、今出せるんですか!?」と驚きました。

 もちろん純粋に嬉しかったですし、昨年から現在にかけてグループも、僕自身も、いろいろなところから呼んでいただくことが多いので、ぜひと思って臨みました。

――『record』のコンセプトは、最初から決まっていたんですか?

 僕は地元が横須賀なんですけど、横須賀と東京での顔の「二面性を出したい」というテーマでご提案してくださいました。実は、地元での顔と東京での顔が違うことは、前から家族にも言われていたんです。実家に帰ったとき、「この顔のままで戻って大丈夫?」と言われるくらい(笑)。その二面性を出せる写真集にしたいと思って、意識して取り組みました。

 こうやって(手元にある写真集を)見返してみると、表情が全然違い…ますよね?

――違うと思います。一番素の八村さんが覗けるのは、やはり愛犬とのショットでしょうか?

 そうなんです! 一番好きなショットは、愛犬とのチュー直前の1枚! こんな1枚を撮れたなんて、人生をかけて嬉しかったです。

 普段絶対にカメラの前ではしない表情なので、この顔が出せたことがすごく大事でした。

2023.07.15(土)
文=赤山恭子
撮影=山元茂樹