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将来もルームシェアを続けたい

――女性2人のルームシェアというと「恋愛や結婚はどうするんだろう」と気になってしまうのですが、いかがですか。

kame 「結婚するつもりはない」と漫画で描いている通り、私は恋愛も結婚もするつもりがありません。ぼっちゃんにも恋愛・結婚至上主義の気持ちはないので、作品でも恋愛の話はしないんです。

 恋人や夫って、友達よりも深い関係になるじゃないですか。ちょっと嫌なことがあると、それが積もって苦しくなるんです。私はそれを「まあいいや」で解消できないタイプで。そういうのがない友達といた方が気楽だなって思います。

――では将来的にも、ルームシェアの継続を予定しているんですか?

kame そうですね。ぼっちゃんと私がルームシェアに飽きるか、実家に帰るかしない限り、解消はないと思います。将来の話をする時も、お互いがいる前提で話しているんです。私がめちゃくちゃ売れっ子になったら、「雇ってね」とぼっちゃんに言われているので、「それ、すごくいいね。そうしたら一軒家に住もうよ」とか。でも、彼女には彼女の考えがあると思うので、最終的にはわからないです。

――「パートナーができたら、部屋に連れてきてOK」などのルールは決まっていますか?

kame ぼっちゃんとは、恋愛の話をしないので、ルールは作ってないですね。仮にぼっちゃんに恋人ができた時は、部屋に連れてきてもらっても大丈夫です。イメージはわかないですけど。

» インタビュー【後篇】に続く

kame(かめ)

東京在住のイラストレーター。女子美術大学中退。ペンネームは、自身の苗字からもじって決めたもので、絵を描くのが好きだった幼稚園児の頃から使っているという。著書に『ふたりといっぴき、はじめました。』(上・下巻、マガジンハウス)がある。現在は、続編『ふたりとにひき、はじめました。』をGINZA webで連載中。

Twitter:@kameillust

ふたりといっぴき、はじめました。(上・下/全2巻)

定価 各495円(税込)
マガジンハウス

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2023.06.09(金)
文=ゆきどっぐ
撮影=榎本麻美