この記事の連載

 社会人女性2人が飼い猫と共にルームシェアをする漫画『ふたりといっぴき、はじめました。』(上・下巻、マガジンハウス)。人物を描く伸びやかな線と丁寧な心理描写が、読者から「癒される」と人気です。

 著者でイラストレーターのkameさんに、同居人「ぼっちゃん」との生活の様子やルームシェアのきっかけなどをお聞きしました。(インタビュー【後篇】を読む

kameさんインタビュー【後篇】を読む
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4年前に2DKの物件でルームシェアを開始

――ルームシェアを始めたのはいつですか?

kame 約4年前ですね。ルームシェアのきっかけは、当時住んでいたマンションに問題が多くて、引っ越したいと思ったこと。電球のかさが突然落ちてきたり、雨漏りの影響か天井がたわんできたりして。もうダメ、と思って引っ越しを決意しました。

 同居人のぼっちゃんも、同じ家に10年くらい住んでいたから住み替えを検討していて。私がルームシェアに誘ったら、「kameの飼い猫・にゃーちゃんと一緒に暮らしたい」と同意してくれました。

――今はどんな家でルームシェアしているんですか?

kame それなりに築年数がある2DKです。ぼっちゃんと私の部屋はそれぞれ同じ広さで、エアコン付き。キッチンが広くコンロが二口で、バス・トイレ別です。それに、猫を飼っているからペット可の物件で。バス停が家の近くにあるので、少し駅まで遠いけど便利で気に入っています。

――それぞれの部屋で違いはありますか?

kame 私の部屋は床が畳で、ぼっちゃんの部屋はフローリングシートが貼られています。

2023.06.09(金)
文=ゆきどっぐ
撮影=榎本麻美