【2023年5月】悟明老師が占う「アジアの動き」
韓国&北朝鮮=天梁星には、今月の鍵となる4つの星のうち、文昌星と文曲星の2つが入ってきます。文昌星が伴うのは凶星の化忌。さらに死傷にかかわる事件を示唆する喪門も入ってきます。また、廉貞・天相星にある凶星の白虎の影響も受けることから、両国とも政治的な舌戦が起こりやすく、深刻になった場合には流血沙汰となり、死傷者が出る可能性も。その一方で、文曲星は吉星の化科を伴うことから、経済面での発展は期待大。韓国については、エンタメや観光業の活性化が見込めるでしょう。
東南アジア=太陽星も、今月の鍵となる星のひとつで、この宮には吉星の化権が入ってきます。ほかにも吉星の龍徳があり、観光業、農業や漁業が活気づくことが予想されます。ただ、凶星の天空が入っていること、三方四正で繋がる文昌化忌の影響を受けることから、台風による被害の心配があります。銀河線で結ばれる巨門星の化禄の力が、ダメージを最小限に抑えてくれることを祈ります。
中国=武曲星には、凶星の天哭と五鬼が入ってきます。今の中国経済は、これまで築いてきたソフトとハードによって支えられているのみで、新たな発展は難しい模様。政治的内紛も起こりやすい星回りです。他国を刺激する威嚇行為も続き、多くの国を敵に回していきそうです。
台湾=天同星には、吉星の右弼が入ってきます。観光、ハイテク、不動産、金融といった業種はその好影響を受け、活性化が見込めます。その一方、凶星の天煞があるうえ、貪狼星にある陰煞の影響を受ける星回りとあって、台風や感染症に悩まされる心配も。右弼の力で、台風は恵みの雨に、感染症は迅速に対処されることを願います。
そして、皆さんの住む日本=七殺星には、天鉞、天徳、解神という3つの吉星が入ってきます。これは各産業が活性化し、いずれも収入増に繋がっていく明るい兆しです。ただ、凶星の病符があること、それが三方四正で繋がる破軍星の天狗、貪狼星にある陰煞の影響を受けることから、感染症には少々注意が必要です。といっても、破軍星には吉星の天魁もあり、大難が小難で済む可能性も大。
例えば、新型コロナウィルスの第9波の到来によって感染者数が激増するかもしれませんが、皆ごくごく軽症で済むなど、新たな脅威となることはないでしょう。心配事では、太陽星にある天空の影響を受けることから、台風にも用心しておきたい時期。予報をしっかりチェックして、安全確保に努めてください。
2023.04.30(日)
文=堀 由美子