この記事の連載

 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

» 別日の花の記事をチェック!


2月11日の花はバラ「イブピアッチェ」

 バラの香りに種類があるのをご存知でしょうか。

 分類の仕方でその数は変わりますが、大きく分けて5つの香りを覚えておくといいと思います。

 紅茶の葉に似たソフトな香りの「ティー」、ピーチやアプリコットのような果実の香りの「フルーティー」、八角のようなスパイシーな香りの「ミルラ」、シャープな印象の香りの「ブルー」、そして深いコクがあり最もバラらしい香りと言われるのが「ダマスク」です。

 すべてのバラに香りがあるわけではなく、さらに切り花として多く流通しているものとなると意外と少なく、花屋さんで香るバラをいつも見つけられるかというと、そうでもありません。

 「イブピアッチェ」は流通量が比較的多く、貴重な香るバラの中でも、最も出会える確立が高いバラの1つと言えます。

 どうしても香るバラが欲しいときは、このイブピアッチェを求めましょう。

 王道のダマスク系の強い香りに加え、シャクヤクのような豪華な咲き方が魅力です。

 グラスに入れて、寝室、リビング、玄関など各部屋に飾っていつでも香りを楽しみたいバラです。

【ピンクのバラの花言葉】上品、美しい少女、愛を持つ、輝かしい、愛を誓います
【ピンクのバラが誕生花の人】3月26日、6月1日、6月17日、7月3日、7月17日生まれ

#CREAの公式YouTubeチャンネルで、花イラストのメイキング動画を随時公開中!

佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

次の話を読む【2月12日の花】秋田産ダリア 唯一無二の存在感を放つ幻想的な花

← この連載をはじめから読む

Column

今日、花を飾るなら。
ブルームカレンダー

フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2023.02.11(土)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌