「泉質の良い静かな宿で脳と体を休ませます」
福本敦子さん(美容コラムニスト)
非日常を味わいたいときに、温泉に行きたくなります。友人に連れられてや、仕事の合間などに日帰りで行くことが多いですが、そんなときは、温泉、茶寮などでゆっくりして過ごします。ひとり温泉の宿として選ぶときに大切にしているのは、温泉の泉質と全体的な宿の雰囲気や内装、それから静けさです。宿では何もしないで脳と体を休ませます。
●この2年で足を運んだ宿
ホテル椿山荘東京[東京/目白]
所在地 東京都文京区関口2-10-8
電話番号 03-3943-1111
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 (平日)46,800円~(休前日)59,300円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 (平日)27,700円~(休前日)33,950円~(すべて1泊朝食付、宿泊税別)
※1泊朝食スパ付き 1室1名利用時 44,300円~
ひとり対応 通年
客室数 267室
食事 夕:なし/朝:レストラン
チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
アクセス 東京メトロ江戸川橋駅より徒歩約10分
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/
●Wi-Fiあり
福本敦子(ふくもと・あつこ)さん
「コスメキッチン」に14年間勤務後、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が各方面から人気。Podcast「福本敦子のきくこすめ」も好評。公式インスタグラム(@uoza_26)。
「思いきって遠くへ。と訪れたら大正解!」
嶺月香里さん(フリー編集者・ライター)
「湯が足りない」と思ったら、ひとり温泉へ。源泉かけ流しは必須で、古い宿が好きです。コロナ禍でずいぶん温泉を我慢していたので、老舗の「藤三旅館」が足元湧出温泉だと知り、思いきって遠くに行こう! と新幹線で岩手に。素晴らしくよかったので、行って大正解。
5本の源泉を有し、館内の4浴場はすべて源泉かけ流し。深さ日本一の天然の岩風呂が最高でした。立ち湯ですが、不思議な浮遊感もたまらなくて。泉質はやわらかく、肌に優しく、まさに癒やし系の湯。川沿いの露天風呂は夏にぴったりです。
●この2年で足を運んだ宿
鉛温泉 藤三旅館[岩手/花巻温泉郷鉛温泉]
所在地 岩手県花巻市鉛字中平75-1
電話番号 0198-25-2311
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 (平日、休前日ともに)13,500円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 (平日、休前日ともに)11,200円~
ひとり対応 通年
客室数 36室
食事 夕:食事処・部屋/朝:食事処・部屋
チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
アクセス JR新花巻駅・花巻駅よりシャトルバス送迎あり(1日3便)
https://namari-onsen-ryokan.com/
●Wi-Fiあり
嶺月香里(みねつき・かおり)さん
1972年東京都生まれ。飲食店から生産者、調理道具まで、食にまつわるあれこれを取材。レシピ本の制作なども手がける。温泉通で、いま気になっている温泉宿は、青森県の「蒸ノ湯温泉」。
「素泊まり×貸切り風呂=安心して泊まれる宿」
山崎まゆみさん(温泉エッセイスト)
個人的に、コロナ禍でひとり温泉の旅のスタイルが変わりました。最近は、「1泊は贅沢な宿、1泊は素泊まり」を好んでいます。「由布院 いよとみ」は、高価格帯の旅館のイメージの由布院でありながらリーズナブル。お風呂はすべて貸切りで、深夜も温泉に入れるところがツボ。さらにひとり部屋もあり快適でした。
宿では、「入る、寝る、本を読む、入る、寝る、入る、食べる、入る、寝る、本を読む」をひたすら繰り返します。人と接触を少なくするには、「素泊まり」「貸切り風呂がある」は安心して泊まれます。
●この2年で足を運んだ宿
由布院 いよとみ[大分/由布院温泉]
所在地 大分県由布市湯布院町川南848
電話番号 0977-84-2007
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 (平日)11,000円~(休前日)13,000円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 (平日)14,000円~(休前日)15,000円~
ひとり対応 通年
客室数 21室
食事 夕:食事処/朝:食事処
チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
アクセス JR由布院駅より徒歩約7分
https://www.iyotomi.jp/
●Wi-Fiあり
山崎まゆみ(やまざき・まゆみ)さん
世界32カ国、1000カ所以上の温泉を巡り、取材。現在は跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学)、観光庁等の有識者会議に多数参画。著書『女将は見た 温泉旅館の表と裏』(文春文庫)ほか多数。
2022.12.22(木)
Text=CREA編集部