この記事の連載
【10月1日の花】アンビアンス 力強く情熱的な印象を宿すアマリリス
【10月2日の花】リンドウ 器に敷き詰めるように飾ると華やか
【10月3日の花】ルドベキア 黄色い花びらを垂らすお茶目な花
【10月4日の花】センチュリーピンク 花穂を支えるようにカゴに入れて飾ろう
【10月5日の花】ダイヤモンドリリー 花の表面が宝石のように輝く希少な花
【10月6日の花】メーシー 赤と白のバイカラーが可愛いガーベラ
【10月7日の花】ジャジー 一輪一輪個性的な秋色のジニア
【10月8日の花】ローズヒップ 枝を円形に編み込めば可愛いリースに!
【10月9日の花】深い紫のオニックス 鮮やかな色の花器に映える品格漂う花
【10月10日の花】ムラサキシキブ 流れるような枝の曲線を活かして飾って
【10月11日の花】ルビー 秋らしい落ち着いたルビー色のラン
【10月12日の花】ブルーピルエット 小さな花が可愛いベル咲きのクレマチス
【10月13日の花】ソルボンヌ 鮮やかなピンク色に心ときめくユリ
【10月14日の花】プレビア 紫色のアンスリウムをワイングラスに
【10月15日の花】彩雪 雪の便りが届く時季は純白のダリアを
【10月16日の花】ルビーパフェ 秋にぴったりのふさふさ質感の花
【10月17日の花】ヴィーナス ピンク色が美しい王者の風格を持つ花
【10月18日の花】ソリダスター 星形の小花が可愛い! ポップに飾って
【10月19日の花】秋色アジサイ 秋まで育てたシックな雰囲気のアジサイ
【10月20日の花】マジョリカ 大輪の花をつける迫力満点のラン
【10月21日の花】ムーンダスト 幸せを呼ぶ青いカーネーション
【10月22日の花】クリスタルドレス+ 優しいニュアンスカラーで人気のバラ
【10月23日の花】フランネルフラワー 清楚さが活きるよう優しく布で包んで
【10月24日の花】カラー「ピカソ」 シックな佇まいで空間が引き締まる
【10月25日の花】キク「エトルスコ」 青い海に広がるサンゴのような美しい花
【10月26日の花】シュウメイギク 初秋の京都を彩る気品漂う花
【10月27日の花】ナナカマド 数本をふわっと生けると洋のイメージに
【10月28日の花】ローゼル イチゴのような形の赤い実がキュート
【10月29日の花】ハッピーキャンドル ろうそくの炎のような花穂に心ときめく
【10月30日の花】バラ「ハロウィン」 ダークピンクのエレガントな秋バラ
【10月31日の花】パンプキン かぼちゃに似た実でハロウィンをお祝い
フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

10月20日の花はシンビジウム「マジョリカ」
タイやミャンマーなどの東南アジア原産のランの一種で、ヨーロッパで盛んに品種改良されました。
日本に最初に洋ランが持ち込まれたのは幕末で、貿易商トーマス・グラバーが持ち込み、育てていたといわれています。
その時の洋ランがシンビジウムで、虎頭蘭(ことうらん)と呼ばれるものでした。
現在の花屋さんでよく見かけるシンビジウムは、花びらが肉厚で蝋細工のようなつやのある質感のものです。
鉢物はコチョウランとともに贈り物として広く親しまれています。「マジョリカ」はイエローにブラウンの模様が特徴で、まさに虎のようなカラーリングをしています。花も大輪でとても見ごたえがあります。
模様の珍しいシンビジウムは花の中でも高価ですが、他の花には真似できない唯一無二の迫力がありますのでぜひ飾ってみてください。
トーマス・グラバーの故郷、スコットランドのお酒のボトルに生けてみてはいかでしょう。
【黄色いシンビジウムの花言葉】飾らない心、誠実な愛情
【シンビジウムが誕生花の人】1月2日、2月28日、11月7日、12月4日、12月18日生まれ
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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)
フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

Column
今日、花を飾るなら。
ブルームカレンダー
フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?
2022.10.20(木)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌