昨年秋から3回にわたり、台湾各地の猫に出会えるとっておきのスポットをピックアップ。
今回は台湾二大猫スポットにフォーカスし、コーディネーターとしてよく聞かれる質問に答える形で、それぞれの場所をご紹介します。
WEB上でリモート旅行を楽しみながら、かわいい猫たちの写真に癒やされてください。そして台湾旅行に行けるようになったそのときには、ぜひ現地を訪れ、実際に猫と触れ合う旅を満喫してみてはいかがでしょうか。
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【猫に会える街01】元祖猫村「猴硐」
ふらっと行ける台北近郊の癒やしスポット
アメリカCNNが選ぶ世界六大猫スポットの一つにも選ばれた、山の中の小さな村落。もともとは炭鉱の町として栄えたのですが、時代の流れにより閉山。その後は人が去ってゆき、過疎化していきました。
しかし、その後ひとりの猫好きがこの場所にいた100匹以上の猫を撮影し、その写真の展覧会を開催したことで一気に注目を集め、猫村として発展。台湾の猫ファンたちの聖地として、多くの人が訪れるようになりました。
――場所はどこにありますか？ 台北からはどんな行き方がおすすめですか？
台北の隣、新北市瑞芳にあります。人気観光地「九份」にも近いため、台湾の人たちは猴硐と九份を一緒に楽しむことが多いです。
アクセス方法は、台湾のターミナルステーションである台北駅から台湾鉄路(台鉄)を利用して瑞芳駅まで移動(各駅停車で約50分／片道65元)。到着後、ローカル線に乗り換えて猴硐駅まで移動することもできますが、タクシーなどを利用して移動(所要約20分)するのが最も便利です。
――村内施設の営業時間を教えてください
猴硐にはさまざまな店があり、店によって営業時間は異なりますが、11時頃から17時頃までのところが多いようです。
猴硐駅の駅前にいくつかある商店とビジターセンターのエリアと、駅と連結した屋根付き歩道橋を渡った先に住宅街のエリアがあり、この2カ所で自由に暮らす猫の姿を撮影しながら散歩を楽しむことができます。2カ所をゆっくり回って、大体90分くらいです。
それでは、この猴硐にあるおすすめ店やスポットをご紹介していきましょう。
2022.09.01(木)
文・撮影＝矢作晃之
