大自然のなかに自分だけ。川のせせらぎも鳥のさえずりもゆっくり一人で堪能できるソロキャンプが近年人気です。でも女性ひとりのソロキャンプ、やってみたいけど何を準備したらいい?

 なかなか踏み出せない方に、設営から調理までやさしくハウツーを教えてくれるのが、自然と酒とつまみをこよなく愛す、女性ソロキャンプYouTuber「ぼっち女camp」さんの「酒とつまみを愉しむ 日本一おいしいソロキャンプ」。ひとり(=ぼっち)を楽しむ方法を伝授してくれます。

 今回は書籍から「調理道具」「献立の立て方と料理のコツ」「お酒に合うソロキャンプ料理」をご紹介します。調理道具を揃えたら、次は献立と料理のコツをチェック。

こちらもチェック
「基本の調理道具」
「お酒に合うソロキャンプ料理(ワイン編)」
「お酒に合うソロキャンプ料理(日本酒編)」


キャンプでできない料理はない!

 キャンプ料理は、手軽であることが注目されがちですが、キャンプだからこそ手間をかけたり、おいしいものが食べたい! と欲望丸出しにするのも大事。面倒な揚げ物も、実はキャンプでやる方が楽!

 ワタシが作る料理は、居酒屋などで食べたメニューが基本です。おいしかったな〜と思うものはチェックしておいて、次にキャンプ行ったときに作ろう、ってストックしています。

 アウトドア料理って、キャンプでできる調理法とかギアから入るものも多いんですけど、そうではなく、「あれをキャンプで作るなら、どんな作り方があるかな〜」とか「あれを外で食べたらおいしいだろうな」っていうところから、レシピを考えはじめています。

 どんなふうにしたらできるかな、と考えるのが好きなのかもしれないですね。

 お刺身や生肉を扱うときは、なるべくキャンプ場の近くで買うようにしたり、保冷に気を配ったり、調理中の衛生面に気をつけたりすれば大丈夫です。

 動画の中でもビニール手袋をしていますが、ナマモノには直接触れないのもコツのひとつ。魚介好きなので、近隣のスーパーの鮮魚コーナーは絶対覗いて、めずらしいものや食べたことがないものも積極的に買います。そういう食べ物との出会いも楽しいですよ。

2022.09.03(土)
調理=吉川愛歩
写真=原田真理
イラスト=オカヤイヅミ