シェフズ・テーブルで未知なる食体験を
京都の鴨川沿いにあるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」。ちょうど1年前、コロナの真っ只中に誕生した小さなレストランがある。その名も、「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」。その日のひとテーブルのゲストのためだけに、井上勝人シェフが腕を振るう。
井上シェフは、京都と、長年培ったその他の地域の生産者との深いつながりを生かし、最高の食材を調達。スペインやイタリアで修業した手腕とセンスによって入念な準備と手間をかけて、夢のような美食のひとときを提供する、ライブ感あふれる“シェフズ・テーブル”が誕生したのだ。
料理のテーマは「七十二候」。その時季ならではの「兆し」や季節の移ろいを五感で感じられるのは、多くの自然や文化が身近に息づく京都だからこそ、と井上シェフ。すでに、井上シェフにしか紡げない京都×食材のストーリーが多くの食通を魅了し、リピーターも順調に増えている。
ルカ・ファンティン氏とのコラボが実現!
たくさんの人や食材と出会いながら巡った井上シェフの1年。さぞかし実り多かったことだろうが、1周年の記念に大きなイベントが行われることとなった。
嬉しいことに、ゲストはルカ・ファンティンシェフ。そう、井上シェフが働いてた「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフであると同時に、長年の友人だ。
久しぶりに同じ厨房に立つだけでなく、ルカ・ファンティンシェフも日本の文化や自然に敬意を表することで知られる人物だけに、京都の地で何に着目をし、ウィットに富んだプレゼンテーションを見せてくれるのか楽しみだ。
オープンキッチンで行われる二人の料理での掛け合い、誕生するであろう美味に注目が集まるが、2日にわたり、既に席は満席! 早くも次の機会が待ち遠しい。
「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」
エグゼクティブシェフ
ルカ・ファンティン氏
イタリア・トレヴィーゾ出身。2009年に同店のエグゼクティブシェフに就任。2011年から11年連続でミシュランガイド1つ星を獲得、ガンベロロッソでは最高評価のスリーフォークスを獲得している。
「ザ・リッツ・カールトン京都」
エグゼクティブ イタリアン シェフ
井上勝人氏
東京を皮切りに、イタリアやスペインのレストランでも修業。2011年からは「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」で料理長を務める。2019年より現職。
シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue
所在地 京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
電話番号 075-746-5522(ザ・リッツカールトン京都 レストラン予約直通)
https://chefstable.ritzcarltonkyoto.com/
2022.08.22(月)
文=CREA編集部