いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。
そんな「夏の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年夏篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく夏色の景色をお楽しみください。
今回は、CREA編集部が選ぶ、夏の絶景をご紹介します。
◆滑津大滝
滑津大滝は、七ヶ宿町にある高さ約10メートル、幅約30メートルの滝。水量豊富な白石川の上流に位置し、川幅いっぱいに勢いよく流れ落ちる様子が迫力満点の名瀑だ。
滝が2段になっているところが大きな特徴で、その独特の形状から「二階滝」との別名があり、古くは男滝・女滝とも呼ばれていた。
夏の時期には、鮮やかな緑と水しぶきをあげる滝の爽快な眺めを満喫でき、川に沿って整備された遊歩道からは、この豪快な滝を間近で感じることができる。
滑津大滝(なめつおおたき)
所在地 宮城県刈田郡七ヶ宿町滝ノ上
https://www.miyagi-kankou.or.jp/theme/detail.php?id=17681
◆福浦島
福浦島は、松島湾に浮かぶ面積約6ヘクタールの小さな島。
全長252メートルの、ひときわ目を引く朱塗りの橋(福浦橋)で陸と結ばれており、徒歩で島に上陸することができる。
島は遊歩道が設けられた自然公園になっており、赤松、杉、竹など250種におよぶ草木が豊かに茂る。
この美しい小島と穏やかな海が織りなす静かな景色は、松島が誇る美観のひとつ。行く時間帯によって海の色が変わるので、お気に入りの色を探してみるのも一興だ。
福浦島(ふくうらじま)
所在地 宮城郡松島町松島仙随39-1
https://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=176
2022.07.27(水)
文=佐藤由樹