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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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3月13日の花は「ライラック」

 アジサイのような花房をたわわにつけて、甘い香りで西洋に春を告げるライラック。

 フランスではリラの名前で親しまれています。

 緯度の高いヨーロッパ原産というだけあって日本では北海道でよく見られ、札幌の木にも指定されています。

 旬の5月中旬には大通り公園でライラックまつりが開かれるほど道民に愛されています。

 花屋さんには輸入物と国産物が並びます。ライラックの香りは花を切るとすぐに薄れてしまうため、輸入物には香りがない場合が多く、香りを楽しめるのは、国産物が多く出回る旬の5月限定です。

 ライラックには可愛いらしい言い伝えがあります。

 ライラックの花びらは通常は4枚ですが、稀に5枚のものがあります。

 この四つ葉のクローバーならぬ五つ葉のライラックは幸運のシンボルで、誰にも知らせずにこっそりと花を飲み込むと愛する人と結ばれると言われています。

 ラッキーライラックを探しに花屋さんを覗いてみてはいかがでしょう。

【ライラックの花言葉】初恋の思い出、大切な友達、美、愛の芽生え、初恋の感動
【ライラックが誕生花の人】3月28日、4月19日、5月17日、6月12日、6月25日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

次の話を読む【3月14日の花】フィスタ+ マーブル模様のキャンディのようなバラ

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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2022.03.13(日)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌