「おいしい!おいしい!」
私はそう言いながら食事をします。どんなに忙しくても食事をするときだけは、他の考え事をしない。一口一口ゆっくりと食べることで、体に食べ物のエネルギーがため込まれるのがわかり、「自分を大切にする」喜びを得、心身をコントロールできるようになりました。そして、余計な量をとらずに済むように、するっと飲めてしまうスープでこそ取り入れてほしい方法です。素材の栄養がしみ込んだスープを飲むことで、体を巡り、心が整い、心身の変化を実感します。ぜひ試してみてください。
すっと体にしみ入る爽やかさ「鶏肉のレモンスープ 」
レモンが効いた地中海風の味わいは、食べ飽きないおいしさ。
カレーと使用するスパイスが同じでも、まったく異なる味わいです。
■材料(2人分)
A.テンパリング
・カルダモン 3粒
・オリーブオイル 大さじ1
B.テンパリング
・玉ねぎ(薄スライス) 1/4個(50g)
・おろしにんにく 小さじ1/2
・おろししょうが 小さじ1/2
・塩 小さじ1/2
・鶏もも肉(一口大に切る) 200g
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 小さじ1/2
C.テンパリング
・パプリカパウダー 小さじ1/8
・クミンパウダー 小さじ1/8
・ターメリック 小さじ1/8
・シナモンパウダー 小さじ1/8
・ナツメグ 小さじ1/8
・ベイリーフ(ローリエ) 2枚
その他
・水 300ml
■作り方
1(テンパリング). フライパンにAを入れて、中火で熱する。
2. カルダモンが膨らんできたら、Bを加え、中火で5分ほど炒める。
3. 玉ねぎが薄茶色に色づいてきたら、Cを加えて1分ほど炒め合わせる。
4. 水を加えて沸騰したら、ふたをして弱火で15分煮る。お好みでカットしたレモン(材料外)を添える。
微量のスパイスと砂糖が絶妙なバランスを保っています。はっきりとした酸味のあるレモンに合わせるためには、何かを立たせすぎないことがポイント。特にナツメグとシナモンは加えすぎに注意!
2022.02.12(土)
文=印度カリー子