*1 日本よりも早くからがんの死亡率が深刻な問題とされてきたアメリカ。1990年にはアメリカ国立がん研究所が「デザイナーフーズ計画」を発表。野菜を中心とした食事にはがん予防に効果があるとし、食習慣の改善で病気を予防しようとする試み。図は、がん予防に効果があると考えられる約40種類の食品を、効果が期待できる順に上から並べたもの。
2つ目の理由が、スープにすると一度にたくさん摂取することができるから。健康や美容によいとわかっていても、生野菜だと大量に食べることはできないし、冬だと胃腸や体を冷やしてしまいます。スープだとより効率的に食べられる上、1年中楽しめる! さらに効能あるスパイスとのかけ算で、栄養も香りも一層充実して飽き知らず。健康にも美容にもいい、体づくりに役立つのが「スパイススープ」なのです。
大切なのは、少しずつでいいので「毎日きちんと」とること。毎日生活しているだけで活性酸素はできてしまうので、習慣的に摂取するのが効果的です。そして、食材をバランスよく食べること。例えば、にんにく、玉ねぎ、ターメリック…と組み合わせるとよいでしょう。スープなら簡単に取り入れられますよね。スパイスでおいしさだって倍増するんですから、魔法のような料理です。
ダイエットにも精神安定にも「食事瞑想」をはじめよう
●食事瞑想ってなあに?
「今」ある食べ物に全神経を向けてゆっくり食事する――これによって「瞑想」と同じような効果が得られるというもの。アメリカでは研究が進み、「瞑想ランチ」を取り入れる企業も。メンタル面の健康維持にいいとされ、注目されています。
●どういう効果があるの?
ゆっくりと食べることで、満腹中枢が刺激されて過食防止に。さらに満足感によるホルモンが放出され、幸福感で満たされます。ストレスから解放されて感情が安定、集中力アップ、といいことずくめ!
●どんな人におすすめ?
どこかに不調を感じている人、ダイエットがうまくいかない人、ついつい間食してしまう人、精神的に疲れている人。常に情報過多で、忙しい現代人すべてにおすすめです。
2022.02.12(土)
文=印度カリー子