【星野リゾート 青森屋】

●青森ねぶた祭の雰囲気に囲まれる雪見露天風呂
「ねぶり流し灯篭」

 高さ5メートルにもおよぶ大きなねぶたが街を練り歩き、海上を運航する青森ねぶた祭。その起源は、奈良時代に中国から伝わった七夕祭と、古来から津軽に伝わる精霊送りの習俗が一体化したものだと考えられているという。

 農作業の妨げとなる眠気を追い払い、穢れを川や海に流す行事である灯篭流しは、東北地方ではねぶり流しと呼ばれている。露天風呂を囲む池に2台のねぶたと、ゲストが書いた願いごとを載せた小灯篭を浮かべて、ねぶた祭の起源とされるねぶり流しを再現したのが「ねぶり流し灯篭」。祭ばやしの笛の音色が流れる時間帯もあり、幻想的な雰囲気のなかで、雪見露天風呂とねぶたを同時に楽しむことができる。

【「ねぶり流し灯篭」概要】

期間:2021年12月1日~2022年3月31日
場所:露天風呂「浮湯」
時間:5:00~12:00、13:00~24:00(ライトアップ時間:18:00~24:00)
対象:宿泊者
源泉:古牧温泉
泉質:アルカリ性単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え症、疲労回復、健康増進等
浴槽数:男女各内湯2、外湯1
備考:天候により、中止になる場合があります。

●足湯に浸かってスコップを叩こう!
「足湯でスコップ三味線」

 スコップ三味線をご存知だろうか。これは、音楽に併せて雪かきのスコップを栓抜きで叩く、青森発祥の娯楽。当初は、津軽三味線に似た音を出すお遊びだったというが、広まるにつれて奏法が高度に進化、いまではその奥深さが認められるようになっているという。

 青森屋の公園内にある足湯で足元を温めながらスコップ三味線を体験できるアクティビティが、「足湯でスコップ三味線」。開放感のある屋外で、音楽に合わせてスコップを叩けばだれもが笑顔になる。

 アクティビティを楽しんだ後は、温かい「りんご生姜湯」が提供され、心も体も芯から温まる。寒くて厳しい冬を楽しみながら乗り越えてきた、津軽の人々の知恵や工夫を体感することができるアクティビティだ。

【「足湯でスコップ三味線」概要】

期間:2021年12月1日~2022年3月31日
料金:800円(税込)
場所:公園内足湯
時間:11:00/11:30
所要時間:30分
定員:各回6名
予約:公式ホームページにて宿泊日の3日前まで受付
※天候により、中止になる場合があります。

Column

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2022.02.02(水)
文=サトータケシ