肌好感度の高いオイルイン系の中でも“肌の喜び方”が半端ではない化粧水

アルビオン「エクシア アンベアージュローション」

 次は、化粧水の感触大傑作!

 昨今、スター製品の多くが化粧水だったりするほど、今、化粧水が 「主役」化している。それも、他のアイテムよりも独創的なテクスチャー作りが可能だから。他と差別化しやすいということがあるのだろう。

 化粧水と一口に言って も、水のようにサラサラのものから、とろみのあるもの、水分と油分が二層になっているものまで非常に幅広い。ただ人間の肌はそういうことにもすぐ慣れて、滅多なことでは驚かなくなっている。

 ところがそんな中でも、ハッとさせられたのが、2021年秋に発売されたばかりのアルビオン エクシア アンベアージュの化粧水。

 一言では表現できない複雑な面白みを持っていて、濃密なコクがあるのにみずみずしい、重いのに軽い、浸み込むのにしっかり残るという、両極の二面性を持ち、瞬時に肌に厚みができる。単なる“とろみ系”とは違うのだ。

 中身の見えない容器だからわかりにくいが、じつはこれ、振って使うオイルインタイプ。いやオイルイン系の中でも、オイルの質の良さが瞬時にわかるせいか、水分と油分の絶妙バランスからか、ともかく“肌が喜ぶ”感じが半端ではないのだ。

 化粧水に対して肌はとても敏感、だから潤っても嬉しくない潤いってある中、これは明らかに嬉しい。しかもその日の肌が明らかに変わる一品で肌が変わる即効的肌実感で、二重の喜び。

 アルビオンと言えば乳液、だからどうしても化粧水が影に隠れてしまいがちで、正直これも大きな注目を浴びなかったが、知っておかないともったいないような傑作。一品でも肌が完成しそうな仕上がりは、これだけで冬も乗り切れるほど力強い。

アルビオン

https://albion.co.jp/

2022.02.03(木)
文=齋藤 薫