豪華客船やファーストクラスでの成功が、「何これスゴイ!」の第一印象を裏付ける
エレミス「プロコラジェン マリンクリーム」
海外の一流ホテルの高級スパや、豪華客船やブリティッシュ航空のファーストクラスのアメニティーとして有名になったエレミスだけに、旅先で出会って一目惚れして使い続けていると言う人が少なくないが、このブランドが正式に日本上陸を果たして簡単に手に入るようになった。
そもそもファーストクラスのアメニティは、そのテクスチャーや香りの素晴らしさが、おもてなしの質を決める重要なサービスの1つ。
それだけに、一瞬で人を感動させるようなものでなければいけないわけで、世界で1分に1つ売れているプロコラジェン マリンクリームは、なるほどこの条件を見事にクリアしている。
クリームにはもちろん好き嫌いがあるはずだが、このクリームを苦手という人は多分いないだろう。ファースト タッチから「何これ、スゴイ!」と声に出てしまうほどに、なめらかさを超える柔らかさ。
爽やかうっとり系の香りに魅せられながら、肌に伸ばせば、みずみずしく溶け込んでいく心地よさで肌もうっとりするはず。まさに化粧品として最高の“おもてなし”になるクリームであることは間違いないのだ。
という具合で、ファーストインプレッションでは最高評価を得ているクリームだが、神秘の海藻パディナ パボニカを配合で、もちろん継続使用による弾力においても、高い評価を集めている。
ともかく、無性につけたくなるほどの超絶なめらかなテクスチャー、朝のお手入れで嬉しくなってたっぷりつけすぎると、そこに重ねるベースものによってはちょっとモロモロするという声があるものの、夜のお手入れに使えば翌朝もうふっくらしたハリが生まれている手際の良さ。実績ある逸品だけに絶対後悔はしないはず。
齋藤 薫(さいとう・かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。
Column
齋藤薫のコスメ図鑑
もうこれ以上化粧品はいらない私の それでも欲しい化粧品
化粧品は市場に溢れている。じつは家にも溢れている。だからもうこれ以上はいらないと、毎年のように毎月のように思うのに、それでもなお欲しくなる化粧品がある――美容ジャーナリストとして第一線を走り続ける齋藤薫さんにそう言わしめるのは、一体どんなコスメ?
2022.02.03(木)
文=齋藤 薫