ツオップ「通パン」8種をレポート
当日すぐ食べたのは「クロワッサン」。
クロワッサンってひと口食べた瞬間の、サクサク食感とあふれ出すバターの旨みと香りで美味しさが決まります。前日に作られているクロワッサン、どうなのでしょうか?
見てください、この見事な層! 少し温めて食べたのですが、まるで焼き立てのような食感。しかも、バターの風味も抜群によく、「通パン」の印象が大きく変わりました。
もうひとつ「ゴルゴンノア」もいただきました。
こちらはツオップの自家製酵母であるZ酵母を使用したパン。Z酵母とは、何年も種継ぎをしている、庭から採れた葡萄酵母のこと。ツオップでしか味わえません。
このように中にはゴルゴンゾーラチーズと、ローストした胡桃がはいっています。ゴルゴンゾーラは塩分多めなのですが、表面にはちみつがかかっていて(といっても、ほとんどパンが吸収しています)、なんとも言えない幸福感に溢れます。ワインの用意をしておけばよかったと感じました。
翌日は「ブルーベリーマロン」をいただきました。
甘酸っぱいブルーベリーと甘いマロンという意外な組み合わせが気になりセレクトしたパン。栗がゴロっと入っているのがわかります。手の平サイズのパンなのですが、手に取ると意外とずっしりとしていました。
なかはこのようになっています。意外だった組み合わせは、予想以上の好相性。ブルーベリーと栗がたくさん入っていることに加え、パン生地がギュッとして密度が高いので、見た目以上に食べ応えがありました。
2021.05.22(土)
文・撮影=小田原みみ