コスメの誕生には必ず、ストーリーがある。そんなコスメのバックボーンやこだわりを、25年間美容を取材し続けてきたエディターの大塚真里さんが深堀りします。

 読んだ人の美容の扉を開く「BEAUTY DOOR」。今回はコスメ界のセンターを飾り続けるSUQQUの「シグニチャー カラー アイズ」に迫ります。


常にコスメ界のセンターを飾り続けるブランド

これまでも愛されていた粉質のよさやセンスあふれる色が、さらなる高みを追求して進化。パレット内の右上と左下がメインカラー。右下が締め色のディープカラー、左上が輝きで包み込むコートカラー。シグニチャー カラー アイズ 全6色(右列上から01、03、06、左列上から02、04、05)7,000円。
これまでも愛されていた粉質のよさやセンスあふれる色が、さらなる高みを追求して進化。パレット内の右上と左下がメインカラー。右下が締め色のディープカラー、左上が輝きで包み込むコートカラー。シグニチャー カラー アイズ 全6色(右列上から01、03、06、左列上から02、04、05)7,000円。

 まずは、1月に生まれ変わったSUQQUの4色パレットアイシャドウ「シグニチャー カラー アイズ」。前身のパレットは新色が出るたびベストコスメ企画で多数受賞し、人気の陰りはまったくなかった、それでも進化させる道を選んだという。

 しかも、新色に旧製品の面影はほとんど残さず、以前あったパレットに似た感じの04も、発色の具合や質感が変わっている。愛用者が多いなかでかなりの英断。でも、同時にとてもSUQQUらしい思いが伝わる選択でもある。

 ブランド名の由来は“すっくとまっすぐな立ち姿”。自立した大人の女性を支え、彩るためのブランド。今でこそ大人向けのコスメブランドは数多くあるが、SUQQUはその先駆け。凛と艶やかな美を叶えるアイテムをメディアがこぞって取り上げ、口コミでも広がりファンが続出した。

 今も「SUQQUから新作が出た」と聞けば、エディターたちはすぐ試したい、感想を語り合いたい、企画で紹介したいと張り切る……そんな、常にコスメ界のセンターを飾り続けるブランドだ。

デビューはベーシックな6色から

左から:「01 瑞花_MIZUHANA」洗練されたモーヴとグレーの涼やかな組み合わせ。優しさと知性を秘めた目もとに。「02 陽香色_YOUKOUIRO」コーラルがかったオレンジ×トープブラウンで、温もりのあるヘルシーな目もとに。「03 光暮_HIKARIGURE」これぞ、ベーシックの格を上げる色と質感。肌の明るさを引き出すベージュパレット。
左から:「01 瑞花_MIZUHANA」洗練されたモーヴとグレーの涼やかな組み合わせ。優しさと知性を秘めた目もとに。「02 陽香色_YOUKOUIRO」コーラルがかったオレンジ×トープブラウンで、温もりのあるヘルシーな目もとに。「03 光暮_HIKARIGURE」これぞ、ベーシックの格を上げる色と質感。肌の明るさを引き出すベージュパレット。
左から:「04 純撫子_SUMINADESHIKO」大人に似合う様々なトーンのピンクを厳選。立体感と抜け感のあるピンクメイクに。「05 緋影_AKEKAGE」なじみつつ鮮烈な、大人も使えるレッドを主役に、グレイッシュなブラウンを添えて。「06 深奏_FUKAKANADE」カーキ、ブラウン、グレーという辛口のカラーを、淡いピンクで優しく包み込んで。
左から:「04 純撫子_SUMINADESHIKO」大人に似合う様々なトーンのピンクを厳選。立体感と抜け感のあるピンクメイクに。「05 緋影_AKEKAGE」なじみつつ鮮烈な、大人も使えるレッドを主役に、グレイッシュなブラウンを添えて。「06 深奏_FUKAKANADE」カーキ、ブラウン、グレーという辛口のカラーを、淡いピンクで優しく包み込んで。

 SUQQUが「シグニチャー カラー アイズ」に込めた思いは“今を生きる女性にふさわしい“進化する旬の提案”。前作のベーシックカラーは4年前の最旬。売れているものを残すというのはもちろん親切な選択だけれど、SUQQUというブランドの使命は、寄り添いながらも最旬を提案することだから、と最新の技術やセンスを盛り込み、色と質感を改めて作り直した。

 発色の支えでもあった白さを限りなく排除し、透明感と高発色を両立。4色重ねても厚ぼったくならず、なめらかに密着してシームレス。これが、SUQQUが今考える大人の美しさ。今後増えていくというバリエーションも今から楽しみでならない。

SUQQU

フリーダイヤル 0120-988-761
https://www.suqqu.com/

大塚真里(おおつか・まり)

エディター。出版社に編集者として勤務後、化粧品メーカーのクリエイティブ担当を経て独立。雑誌編集や広告制作など活動中。自著の『キッチンには3本のオイルがあればいい』、『肌がきれいになる』(ともに小社刊)など書籍も多く手がける。

Column

大塚真里の美容の扉

コスメの誕生には必ず、ストーリーがある。そんなコスメのバックボーンやこだわりを、25年間美容を取材し続けてきたエディターの大塚真里さんが深堀りします。

2021.03.29(月)
composition & text:Mari Otsuka
photographs:Hiroki Watanabe

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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