呼吸を深くするための意識 その2
「下気道まで吸う」

「上まぶたの筋肉で鼻腔まで吸い上げるという、上向きに吸うことを意識するあまり、陥りがちなのが、上のほうに浅くなる呼吸。鼻腔の奥、脳の近くまで吸い上げた酸素は、気道を通って肺へと向かいます。

 目安としては、喉仏の下「下気道」まで呼吸を通すこと。せっかく鼻腔で吸っても、喉仏より上(上気道)までしか息が届かなければ、呼吸は浅いので、ぜひ息を下気道まで入れる意識をしてみましょう」(鳥山さん)

 喉仏よりも下の「下気道」まで息が通っていることを確認しながら呼吸をしてみましょう。

2021.03.24(水)
Text=Kyoko Murahana
Photographs & Videograph=Kiichi Matsumoto