水玉トマトゼリーの作り方

■材料(直径210mmのエンゼルケーキ型1個分)

ミニトマト(できるだけいろいろな色のもの):600g
水:520cc
棒寒天:8g
ビートグラニュー糖:150g ※なければ普通の砂糖でも
はちみつ:大さじ4
レモン汁:大さじ4

■下ごしらえ

ミニトマト:ヘタを取って、沸騰したお湯で小粒のものは約10秒、中くらいのものは約15秒茹で、冷たい水にとり、それぞれ皮を丁寧に剥く。皮を剥いたら優しく水で洗い、ざるにあげておく。

棒寒天:分量外の水に浸して戻し、柔らかくなったら水気を絞って細かくちぎる。

■作り方

(1)鍋に分量の水を入れ、寒天を加えて火にかける。沸騰したら弱火にして、寒天が溶けて透き通るまでよくまぜながら煮る。ビートグラニュー糖、はちみつを加えて溶かし、レモン汁を加える。トマトも加えたら、火から下ろす。

(2)型に(1)の液体だけを底から5mmくらいの高さまで流し込み、氷水に型の底を当てて冷やす。外側が少し固まったら、その上に、トマトだけをひとつずつスプーンですくって静かに並べ、そのトマトがひたひたになるくらいの量の液体をまた静かに流し入れる。

(3)約8分ほど氷水に型の底を当てて冷やし、外側が固まったら、(2)を繰り返す。型がいっぱいになるまで3度繰り返したら、冷蔵庫でよく冷やす。

 これでできあがり。トマトがフルーツのように感じられるので、トマト嫌いな子もきっと食べられますよ。

【MEMO】
3度に分けて寒天液を流しいれるとき、先の寒天が完全に固まってから液体を流し入れると、型からはずす際にバラバラになりやすくなります。型に接している部分だけが固まってきたら、そっとトマトを並べて重ねていくのがコツです。

型から外すときは、縁を、スプーンなどで軽く抑え一周して外しておき、型よりひとまわり大きい鍋にお湯を沸かし、型の底を10秒ほど浸してから、型の上にお皿をのせ、ひっくり返して静かに外してください。

エンゼルケーキ型がなければ、大きいガラス容器で代用すると型から外さずにサーブでき、見た目もきれいです。

 後篇では、この「水玉トマトゼリー」を持ちより用にパッケージします。子どもたちに楽しんでもらえるように、かわいく持っていく方法を考えてみました。お楽しみに!

伊藤維

伊藤維(いとう ゆい)
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。カフェのキッチン担当を経て、デザイン的視点で食を表現するフードディレクターとして日々勉強中。

Column

伊藤維のわくわくさせる持ちよりごはん

手作りのお料理を持ちよって、楽しい時間を過ごすときにぴったりの、おいしくて簡単で、集まったみんなをわくわくさせる「持ちよりごはん」のレシピを紹介します!

2013.05.23(木)
text:Rika Kuwahara
photographs:Hanae Miura