いろいろあった2020年。クリスマスシーズンの活気や華やかさも、どうやら例年通りというわけにはいかなそうです。時節柄、夜遅くまで遊び回るというわけにもいかないし、結局家で「明石家サンタ」コースかな……。って、投げやりになるにはまだ早い!

 どうせ家にこもって過ごすなら、クリスマス気分を存分に味わえる名作ドラマを一気見してみませんか? ド定番のキラキララブコメはもちろん、泣ける友情モノから、ハラハラするサスペンスまで5作品をピックアップしました。

 どれも聖夜に関わる作品なので、観ているだけでクリスマス気分が盛り上がりますよ。どうせなら数日かけて全作品観ちゃいますか!


王道の「ラブコメあるある」を総ざらい!

『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』

 今年の前半、何かと「私の家政夫ナギサさん」(2020年・TBS系列で放送。Paraviで配信中)に救われた人は多かったと思います。家事ができないキャリアウーマンという主人公・メイを演じていたのは多部未華子。

 「これは経費で落ちません!」(2019年・NHK総合で放送。U-NEXTで配信中)で演じた主人公の森若さん役も人気でしたし、いま等身大の女性を演じさせたら右に出るものはいないのではないでしょうか。

 そんな同性からの支持率が高い多部未華子が主演、しかも相手役に高橋一生をキャスティングした胸アツなラブコメがあったら観たいですよね? 実はあります! 単発のクリスマスドラマスペシャルとしての放送だったので、存在すら知らなかった方もいるかもしれません。

 コレ、なんで月9として放送してないの!? 良すぎでは……! という完成度なので、見逃している方はマストで観てください!

 多部未華子演じる恋愛シミュレーションゲームのプランナー・白野莉子は、現実の男には全く期待をしていないキャラクター。日々人間観察をしながら、理想と妄想に満ちた恋愛シナリオをせっせと書いています。そんな彼女が出会ったのはルックス、キャリアなどすべてにおいてハイスペックながら、女心だけが致命的に分からないツンデレ社長の黒川壮一郎(高橋一生)。

 ゲームの開発会議で「恋愛ゲームなんてやる女性は現実を見れていない」と言い放つ黒川に対し、莉子は「現実の男がふがいないからこっちが自家栽培しているんだろうが!」とブチギレ。そのあとに続くセリフがまた響くので聞いてください。

 「私世の中に絶対許せないタイプの男がいるんです。恋する気持ちをバカにするやつ。2次元だろうと2.5次元だろうと、恋する気持ちがあれば女の子たちは癒やされるんです。明日一日学校や仕事や家事や育児を頑張れるんです」。

 もうあっぱれ……気持ちいいぐらいのカウンターパンチを即座に繰り出せるところ、さすがです。そして「最悪な出会い」というラブコメあるあるともいうべき恋の導入も最高! 実はこのドラマ、わざと「ラブコメあるある」がたっぷり使われています。

 あるあるって、もはや伝統芸能じゃないですか。あるあるシーンって登場するたびに歌舞伎の大向う(掛け声)のように「待ってました!」と思わず声をあげたくなりません? あるあるシーンは見せ場のひとつ。ありがたく拝見しましょう。ラブコメの「王道」とはなんなのかを学ぶ教科書としても最適ですよ。

 ちなみに高橋一生の他にも、志尊淳、山田裕貴、忍成修吾、赤楚衛二などイケメン登場人物が多数!

『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』

2016年・フジテレビ系列で放送
出演:多部未華子 高橋一生 大政絢 ほか

​<動画配信>
フジテレビオンデマンド(FOD)にて配信中
Amazon Primevideoにて配信中

2020.12.19(土)
文=綿貫大介