◆つけ方扁

Q.つける位置は決まっているのでしょうか?
A.香りは下から上にくるもの。どう印象づけたいかにより、場所を変えてみて。

 フレグランスをつけるときは、「清潔な肌に、10~20cm離して、左右に1プッシュ」が基本。

 「さりげなく、柔らかい雰囲気」を演出したいなら「ウエストから下」へ。ももの内側、膝の内側、ウエスト、足首に、出掛ける30分前、着替えるタイミングがおすすめです。

 「より印象づけたい」なら、「ウエストより上」へ。手首、肘の内側、ショルダーラインなどに。

 ただし、汗をかきやすい場所は、香りがこもりやすいのでNGです。

Q.一歩進んだつけ方のコツはありますか?
A.香りを変えたりつける場所を変えるだけで、印象を変えたりすることができます。

 例えば、丈の長いスカートの裾につけると、歩くたびに香りがふわりと立ち上がります。

 また、先ほど初心者向けと紹介したボディアイテムに、同じ香りや相性のいいフレグランスを合わせて使えば、香りが重なり合って立ち上がり、やわらかく深みのある印象に。

 また、朝つけた香りとは異なるものを夕方の外出前につけるのも、違う印象を楽しめるのでおすすめです。


 ステイホームが日常的になった今、香りで気分をリフレッシュするという人が増えているといいます。自分の好みの香りを見つけて、毎日に彩りをプラスしてみませんか?

増本紀子(ますもと のりこ)

美容エディター&ライター。alto代表。4つの出版社勤務を経て、独立。雑誌やメーカーのリーフレットなどで、スキンケアからインナービューティまで幅広い美容記事の編集・執筆を行う。雑誌CREAでも多数の記事を執筆している。

Column

増本紀子のビューティレスキュー

肌年齢マイナス25歳の美肌を誇る美容エディター&ライターの増本紀子さんが、季節ごとのビューティのお悩み解決に役立つ厳選アイテムやとっておきのケア法をお届け!

2020.12.17(木)
文=増本紀子