■unis(ユニ)

 フランス・ラナプール「L’OASIS」、カンヌ「Villa des Lys」、そして「BEIGE Alain Ducasse TOKYO」で経験を積み、「DOMINIQUE BOUCHET TOKYO」「SUGALABO」「THIERRY MARX」など数々の名店でシェフパティシエを歴任してきたデセール職人、江藤英樹さんが作るクリスマスケーキが「unis(ユニ)」から初登場します。

 虎ノ門に12月16日(水)にオープンする「unis」は、8席限定のシェフズテーブル。

 シェフには薬師神 陸さん、そしてシェフパティシエは江藤英樹さんがつとめ、映像と音・照明で演出する、五感で楽しむレストランが誕生します。

 「クリスマスケーキ“Rêverie(レブリィ)”はフランス語で夢想という意味。ドビュッシーの曲“夢想”をイメージしたクリスマスケーキに仕上げた」と、江藤さんは語ります。

 ピアニスト清塚信也さんから「江藤さんのデザートは音楽でいうと和音。素材の組み合わせが、まるでドビュッシーの音楽の和音のようだ」という言葉をいただいたそう。そこから着想を得て仕上げたケーキです。

 和紅茶のビスキュイ、バラのコンフィチュール、和三盆糖のクリーム、フランボワーズのジュレが重なり、それを和紅茶のムースが優しく包み込んだケーキは、それぞれ素材への強いこだわりが感じられます。

 和紅茶は、鹿児島の農園で除草剤・農薬・化学肥料は一切不使用の大切に育った茶葉を、手摘みし、作りあげた和紅茶「夢ふうき」を使用。この香り高い“和紅茶のムース”が主役です。

 “バラのコンフィチュール”は、滋賀県の和バラを炊いて、バラの香りを閉じ込めています。作っている時にはバラの香りに包まれるそう。

 “和三盆糖のクリーム”は1864年創業の「阿波和三盆糖 服部製糖所」の阿讃山脈のふもとで作られている在来品種「竹糖」で作られた和三盆を使用。

 そして北海道産のソウマファームの“フランボワーズ”は、コンフィチュールとコンポートの間くらいに炊いてフレッシュ感を生かしています。

 江藤シェフが足を運んで得た食材を組み合わせることで、ドビュッシーの「夢想」の和音ように、優しく甘美な余韻が響くクリスマスケーキです。

unis(ユニ)

所在地 東京都港区虎ノ門1丁目23-3 虎ノ門ヒルズガーデンハウス1F Social Kitchen TORANOMON内
営業時間 17:30~20:00/20:30~23:00 (水曜・木曜・金曜)  、12:00~15:00/18:00~21:00(土曜)
定休日 日曜・月曜・火曜
https://unis-toranomon.stores.jp/
※12月16日(水)よりオープン。上記HPより要予約。レストラン予約はhttps://omakase.in/r/ze301570/にて受付


<ケーキの予約期間>

予約受付期間 予約受付中
販売期間 12月19日(土)~26日(土)

2020.12.02(水)
文=下井美奈子