境内を後にし、そこで目にしたのは……
すっかりお世話になった原島さんにお礼をいい、境内を後にした。
と、そこで目にしたのは……。
近所を巡回していた「世田谷区安全安心パトロール」の人が、この三毛ネコさんに「おう、タマ元気か?」と話しかけていた。
タマっていうんだ。
「豪徳寺の招き猫発祥説」の由来になったといわれているタマと同じ名前だ。
パトロールの方いわく、タマはいつもここにいるそう。
タマ、めっちゃフレンドリーである。
触り放題。モフモフ三昧。
「タマ、またね~」と、再会を誓いつつ、豪徳寺を後にした。
ネコを堪能した帰りは、商店街の気になるお店で何か買って帰るのも楽しみのひとつ。
帰り道、豪徳寺・山下商店街で「冨永 オリジナル デリカテッセン」を発見。
店内では、本格的なドイツ式のハムやソーセージを製造・販売。
何十種類も並んでいて、目移りすること必至!
パプリカを混ぜ込んだ「リオナソーセージ」、ふんわりとした白いソーセージ「バイスブルスト」、香り豊かな「ポルチーニ茸とピスタチオのソーセージ」の3種類を購入。
ん?
マフィンに挟んだリオナソーセージからオレンジ色の何かがピロリと出ている。
しまった。ビニールはがすの忘れてた……。
しかしうまいッ! 朝からビールが飲みたくなる。
またぜひまとめ買いしに行きたい。
壮観な招きネコに人懐っこいタマ、そしてうますぎるソーセージ。
豪徳寺を堪能した1日であった。
【タマがいるお寺】
豪徳寺
住所 東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
勤務時間 気まぐれ。おもに入り口付近にいる
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梅津有希子 (うめつ ゆきこ)
編集者・ライター。1976年北海道生まれ。ヤマハ勤務の後、FMラジオ局、編集プロダクションなどを経て、2005年に独立。女性誌や単行本、webを中心に、ペット、料理、美容など幅広いジャンルで活動中。「CREA cat」「CREA Dog」を毎号担当するほか、別冊マーガレットの『青空エール』(集英社/河原和音)の監修も務める。著書に『吾輩は看板猫である』『吾輩は看板猫である 東京下町篇』(文藝春秋)、『We are ブサかわねこ』(角川書店)、『終電ごはん』(幻冬舎)がある。
公式サイト:umetsuyukiko.com Twitter:@y_umetsu
Column
梅津有希子の商店街ネコ探訪
大人気のネコフォトブック『吾輩は看板猫である』、そしてその第2弾の『吾輩は看板猫である 東京下町篇』の著者、梅津有希子さんが、看板猫を探して、今度は商店街を巡ります。
2013.03.08(金)