歌ってくれてありがとう! 時代を超えた名曲中の名曲
●ともさかりえ「エスカレーション」
![ともさかりえ「エスカレーション」(1996年)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/-/img_61b43d22854b7ac3cd9a862013040bf272134.jpg)
自分を魅せるセンスがアイドル時代からオシャレだったともさかりえ。このデビュー曲も「パリでシャンソン歌ってた前世の記憶を覚えてます」くらいの謎の大物ムードを感じさせる堂々っぷり。
その後「さかともえり」名義で面白い曲も歌ったり、ブレイク前の椎名林檎の楽曲を歌ったり、良質のアンテナを持っている感がすごい。
ちなみに、河合奈保子さんの「エスカレーション」も名曲。「エスカレーション」というタイトルの曲にハズレなし。
●広末涼子「MajiでKoiする5秒前」
![広末涼子「MajiでKoiする5秒前」(1997年)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/-/img_b6376ebb08259eaeb59a1c145b43433062577.jpg)
「ずっと前から~彼のこと~♪」のサビが、鼻血が出るほどカワイイ! ヒロスエは完成度が超越していて、私の中では宇宙人枠に入っている。
そして、その魅力を余すところなく出せるこの曲を作った竹内まりやは天才。Majiで尊敬した23年前(えっ、もうそんなに経つのか!)。
●観月ありさ「伝説の少女」
![観月ありさ「伝説の少女」(1991年)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/a/-/img_eafd159ef6af3e5bbbb3493eb356e44e62143.jpg)
作詞・作曲は「オリビアを聴きながら」の尾崎亜美。タイトルがもうプレッシャー大。ヘタだったら別の意味で伝説になり、恥ずかしすぎるではないか。
しかしいらぬ心配だった。当時14歳だった彼女は恐るべき歌唱力で歌い、私は感動して、これがCMソングとなっている「シャッセ」というジュースを飲みまくった。発売元のキリンにはかなり貢献したと思う。
2020.10.10(土)
文=田中 稲