ILTM Asiaは、毎年12月カンヌで開催される、世界で最大のラグジュアリー・トラベルの商談会ILTM(インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット)Cannesの、アジア版である。

一際目を引く豪壮なブースは、ハイアット・グループ

 7回目となる同会が、今年も6月に上海で開催される。昨年は最大規模で行われ、出展者は427社にも上った。バイヤーは、欧米、日本、ロシア、オーストラリア、インド、シンガポールなどなど20カ国から、旅行業界を牽引するツワモノたちが440名もやってきた。今年は490名の参加が予定されている。

 出展者の手応えはどうなのか? 昨年6月に初参加した北海道宝島旅行社の鈴木宏一郎代表に聞いた。

――参加されてみて、全体的な感想はいかがですか?

 昨年(2012年)6月のILTMアジアに初参加しました。富裕層のインバウンド顧客を受け入れたいと考えた時に、最も効率的にいろいろなことが学べる機会だと思いました。

――バイヤーとの面談には満足されましたか?

 双方に興味関心のある商談相手を、事前にマッチングしてくれる仕組みは秀逸。その場で商談をまとめるというよりも、その後の展開可能性を確認しあう意味で、有意義な時間でした。

――実際的な効果はありましたか?

 具体的な問い合わせから、実際の商談結果にも結び付き始めています。努力次第で即効性の高いイベントゆえ、できうれば継続的な参加を考えていきたいです。

 今年は出展者も70カ国以上、約500社が参加する予定で、旅行業界における重要度はいや増すばかりだ。

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2013.02.28(木)