洗練された香りが 室内を包み込む
パリのフレグランスメゾンdiptyque(ディプティック)にホームフレグランスの新作が登場する。
“Art du Parfum(香りの芸術)”と“Art de Vivre (生活の芸術)”が常に共存するdiptyque。
60年近く受け継がれてきたノウハウと専門知識によって生み出された製品は、小さなスペースから広々とした空間まで、お気に入りの香りで上品に演出してくれる。
diptyqueでは、1963年に最初のフレグランスキャンドル「Thé(テ)」「Aubépine(オベピン)」「Cannelle(カネル)」を考案。
厳選された希少な原料を用い、緻密な手作業によって創り出されるキャンドルの香りは、メゾンの独自性を誇るものだ。
意外な組み合わせの戯れによって花や果実、草や木、スパイスの香りが類い希なる香りの風景を描き、心地よい想い出を呼び覚ます。
キャンドルを使い切った後は、残ったロウをふき取って自然乾燥させれば、ガラスジャーを一輪挿しやペンスタンド、キャンドルホルダーとして利用できるのも嬉しい。
オードトワレと同じ構成のルームスプレーは、好みの香りの濃度に応じてスプレーするだけ。
カーテンやソファー、クッションなどに吹きかけて香りを楽しめる。
香りのオーバルは、diptyqueが考案した香りのオブジェの中で一番身近に感じるもの。素焼きの白い陶器でデザインされ、高濃度の香りをワックスに閉じ込めている。
クローゼットやドレッシングルームの中に掛けたり、スーツケースや引き出しの中に忍ばせたり、香りと装飾を同時に楽しめるユニークなアイテムだ。
香りのカプセルがふわりと漂う 新作ディフューザー
そして今回登場する新作は、プラグインディフューザーと砂時計型ディフューザー。
プラグインディフューザーは、コンパクトかつ実用的なデザインの電気式ディフューザー。自由に好きな場所へ持ち運ぶことができる。
香りを高度に濃縮したフレグランス粒子が含まれている別売の「香りのカプセル」を入れてコンセントに差し、ディフューザーの前面に軽く触れるだけで、すぐに香りを拡散してくれる。
一方、砂時計型ディフューザーは熱を加えないユニークな拡散システムによって、1摘1摘したたりながらゆっくりと香りを放つ。
香りのサイクルは1時間。定期的に反転させながら、通路や戸口のそばにおくことで、空気の流れが香りを拡散させてくれる。
穏やかにゆっくりとフレグランスが広がっていくため、さりげないムードの演出にぴったり。20平米未満のスペースでの利用がおすすめだ。
ふたつの新作ディフューザーの発売は、2020年9月1日(火)。
インテリアとしても楽しめるdiptyqueの製品は、日々の生活を豊かにしてくれること間違いなし。
diptyque
2020.08.24(月)
文=木間のどか