給水塔の魅力を広く伝える 偏愛本の究極の形
『団地の給水塔大図鑑』

「むきだしの偏愛そのもの。誰がなんて言ったって、私はこれが好きなんだ、という強度。
とは言っても、この本は外に開かれている。自分にさえわかればいいのだ、とよがることなく団地の給水塔の魅力を広く伝えるために、最適な見せ方を模索した跡がある。
これぞ偏愛提示の理想形だ」(花本さん)

名物書店員が選ぶ
偏愛を感じる本
2020.07.22(水)
Text=Etsuko Onodera
Photograph=Hirofumi Kamaya
CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。