台湾の美肌男子が経営する お洒落なコスメショップ
信義區の北側に位置する「松山文創園區」。ここは日本統治時代にタバコ工場だった建物を用いた人気のカルチャースポット。周辺地域にも若者たちが手掛ける個性的なショップが点在しています。
そのひとつが天然アロマオイルのブランド「A SCENT」が経営するショップ。白を基調とした明るい店内ではオーナーのアレンさんがにこやかに迎えてくれます。
アレンさんは三十代前半の男性ですが、まるで赤ちゃんのようにきめ細やかな肌の持ち主。12歳の時に美容に目覚め、それ以来、自ら研究をじっくりと重ねてきたと言います。
大学卒業後には有名コスメブランドで働いてきた経歴もあり、そこで培ってきた人脈や経験などを活かし、2018年にアロマオイルブランドを創業。翌年5月にショップを開きました。
「A SCENT」のアロマオイルは世界各地の優れた素材を使用し、台湾で製造されています。クオリティが高いのはもちろんのこと、洗練されたパッケージも魅力です。
台湾の昔ながらの鉄の窓枠やタイルの模様をモチーフにし、さりげなく台湾らしさを表現しています。
そのほか、店では台湾の優れたオーガニックコスメも並べられています。
「INNA ORGANIC」のフェイシャルマスクや「nsòu」のリップ、「23.5°N」の基礎化粧品など、アレンさん自身が愛用していたり、理念に共感できたりするものだけをラインナップ。
ブランドのオーナーとも親しいので、良いものをしっかりと見極めているとのことです。
「台湾コスメの魅力をより多くの人たちに知ってもらいたい」と語るアレンさん。今後も自社製品の開発に力を入れるとともに、他ブランドの商品も充実させていきたいとのこと。
居心地の良い店内で、自分用に、または友達や家族用にゆっくりと選んでみてはいかがでしょうか。
2020.02.25(火)
文・撮影=片倉真理