有名ミュージシャンのファンも多い、ハワイ発のアロハシャツブランド「コナ・ベイ・ハワイ」。60年前の作り方にのっとって、抜染のレーヨン100%の布地は日本製、それを船便に載せて、ハワイで裁断、縫製して店頭に並べる。
いまはなき有名アロハシャツメーカー・シスコ社のデューク・カハナモク・ブランドを復刻させたトロピカルな柄やオリジナルの和柄など、選ぶ柄もとことんかっこいい! 脇役のボタンさえ、高価なシェルボタンを使って、常夏の太陽をあびてきらっと光る。
ワイキキを歩いていると、Tシャツ、短パンでおしゃれな人もたくさん見かけるけれど、アロハシャツを粋に着こなしている人とすれ違うと、じっと見てしまいます。着こなしは、センスだけれど、着心地はメーカーさんの心意気。その作り手の心意気を自分のものにしてカラカウア通りを闊歩している人を見かけると、素敵だなーと見とれてしまうのです。
年齢、性別、国籍を問わず着こなせる服は世界中を探しても、アロハシャツぐらいじゃないでしょうか?
アロハシャツの歴史は少し曖昧で、誰が最初につくりはじめたかは定かではありません。日系人が持っていた着物生地をリメイクしたとか、パラカ・シャツの形を真似て作ったなどと、言われています。
2012.10.30(火)