日本での活動で学んだこと
――メンバーとは、今でも共同生活をされているんですよね?
もう5年になるんですが、毎日大変ですよ(笑)。やっぱり、小さいことでケンカもするんですけど、でも、それはメンバーがイヤだから、ということじゃない。好きだから文句を言って、間違えているところを正してもらいたいと思うだけ。もう夫婦と一緒ですよ(笑)。だから、すぐに仲直りをします。僕は誰よりもメンバーたちのことを知っているし、ほかのアイドル・グループよりも仲がいい、という自信もありますよ。僕は料理担当なんですが、ほぼなんでも作れますよ。メンバーたちの舌って、その日によって変わるじゃないですか。今日は中華が食べたいようだったら、チャーハンとか餃子を作ったり、日本料理が食べたいようだったら、お味噌汁を作ったりしています。
――個人的に、自身の転機になったときを教えてください。
やはり、日本に来たときですね。韓国にいたときは、何かあれば、家族にすぐ会えましたが、会いたくても会えなくなる状況になりましたから。頼りになるのは目の前にいるメンバーだけ。だからこそ、みんな団結して、ひとつになる方法も見つかった。また、日本のドラマも、これまでは内容が面白くて見ていたんですが、日本に来たことで、日本語の勉強やお芝居の勉強など、自分に足りないところを探して勉強することができました。日本で教えてもらったことはたくさんあるので、本当に感謝しています。
――ちなみに、大国男児としての活動の転機は?
今年の3月20日に、渋谷公会堂で初めての単独ライヴ(Japan First Live2012)をやったんですが、見に来てくれた方がとても多かったんです。自分たちが今まで頑張ってきた結果を目の前で見たのは、あのときが初めて。イベントだったら、ほかの目的でやってきたお客さんもいますが、この日は自分たちだけを見に来てくれた。そして、ファンのみなさんの愛を感じて、努力をすれば結果がついてくるということを体で感じましたし、今まで以上に頑張ろうと思いました。
2012.08.17(金)
text:Hibiki Kurei
photographs:Hanae Miura