さらにレベルアップ! 
3種の花を3本ずつ生ける

 3種とも“つぼみ”“咲きかけのもの”“満開のもの”を取り入れると花の経過が愉しめ、奥行きのある仕上がりに。

 花選びの基準は1ページ目と同じ。花と比べて葉の印象が強すぎる場合は、コーディネートしながらまびいていくこと。

 右から:個性的な花姿のスカビオサ、花言葉に“愛”“恋”の意味を持つバラ、そしてコーディネートのつなぎ役・ビバーナム

 

生ける時のコツ4ステップ

(1) 緑色2本+メインになる花を真ん中に
 フレーム的な役割を担うビバーナムを2本、主役のバラを1本生ける。緑色の花や葉物は、他の花同士をつなげる“中和剤”でもある。

(2) メインの花2本の後あしらいの花を1本
 主役の花をさらに1本プラスして。このとき、花のサイズが大きいほうを下に配置すると、安定感が増す。その脇にはスカビオサを。

(3) あしらいの花2本を加えてバランス確認
 全体のバランスを見ながら、主役を引き立てるスカビオサ2本を1本ずつプラス。花同士の間を埋めるようにレイアウトするのがコツ。

(4) 残りのメインの花+緑色で全体を調整
 もっとも小ぶりなバラを生けたら、調整役であるビバーナムのラスト1本を追加。全体を囲むフレームとなるので、やや上側に生けよう。

2012.07.01(日)
text:Yukino Hirosawa
photographs:Takashi Ebara
styling:Kazumi Hirai(flower) / Yuko Magata(green)

CREA 2012年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

女が会社を辞めるとき

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