洗練された快適な都市生活と、豊かな自然を満喫する島暮での生活。それらをデュアルに楽しむ暮らしがかなうと、神戸市・芦屋市または淡路島へ移住する人が増えているという。
都市と島の“いいとこどり”ができる、神戸×淡路島エリアは、旅人をも惹きつける場所。自然と文化、シティライフも揃う旅路は、ちょっと贅沢なライフスタイルがあふれている。行けば住みたくなる、暮らしたくなるかも。
ボトムアップなクリエイティブが
生まれる場所
2008年10月16日にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定された神戸市。元来、多くの文化施設や価値のある建築物がある神戸市はアートやデザインが身近にある町。世界的な認定をうけたことによって国内外からクリエイターが集い、神戸市を舞台に、国内はもちろん海外へむけて発信している。それを象徴する「KIITO」、灘高架下の創作あふれるショップを巡り、感性を刺激してみたい。
「KIITO」は、かつて生糸検査所だった建物をリノベーションしたデザイン・クリエイティブセンター神戸の愛称。館内にはアトリエやオフィス、ライブラリやイベントスペースが併設されており、クリエイターやデザイン、アートに関わる人々の創作の場でありながら、市民や観光客も気軽に参加できるワークショップやイベントなどが充実。神戸市から生まれるボトムアップなカルチャーに注目が集まっている。ぜひ訪れて、クリエイティブな息吹を感じてみては。
館内で活動するクリエイター同士の日常のふれあいはもちろん、クリエイターをつなぐ交流の場として、活用されているのが「KIITO CAFE」。神戸の食を発信し、食関連プロジェクトを行う拠点としてもさまざまなイベントを企画。昨年2016年9月からは、神戸市北区のはっぱや神戸(株式会社農産物流通研究所)が新たに運営パートナーとなった。兵庫県内を中心とした契約農家が育てた野菜や果物を使ったメニューを提供し好評を得ている。
デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO(キイト)」
所在地 兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸
電話番号 078-325-2201
休館日 月曜(祝日、振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料 無料
http://kiito.jp/
●KIITO CAFE
電話番号 078-599-9199
営業時間 火~金曜 11:30~18:30、土曜 11:30~14:30
※その他、臨時営業あり
高架下のアトリエやショップで
お気に入りをハント!
古くからもの作りが盛んな町でもある神戸市。とくに、ファッションやインテリアなどの生活文化は、開港以来、神戸独自の文化として発展してきた。
また、神戸は鉄道のアクセスも充実しているエリア。今ここにきて、その高架下の空間をいかした独創的なショップのオープンが相次いでいるという。あるクリエイターはアトリエ兼ショップとしたり、またとあるオーナーは工場併設のインテリアショップでオーダー家具を製作したり。なかでも、王子公園駅~春日野道駅区間は個性的なお店が点在。気ままにそぞろあるきを楽しみたい。
artworks
所在地 兵庫県神戸市中央区割塚通5-1 JR高架45号
電話番号 078-230-6606
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜・祝日
https://aw-kobe.shopinfo.jp/
Magical Furniture
所在地 兵庫県神戸市灘区城内通5-7-21
電話番号 078-882-7800
営業時間 11:00~19:00
定休日 平日不定休
https://magical-f.jp/
MAKESHIFT
所在地 兵庫県神戸市中央区割塚通7-1-183
電話番号 080-3866-3639
営業時間 月~金曜 9:30~24:00、日曜 12:00~24:00
定休日 土曜
https://ja-jp.facebook.com/Makeshift-109923486222030/
●取材協力
神戸市、芦屋市、淡路市、洲本市
●お問い合わせ先
島&都市デュアル 暮らしツアーズ
https://shimatoshi.jp/
自然も文化も街歩きも!
デュアルなステイを楽しむ神戸×淡路の旅
2017.12.08(金)
文・撮影=吉村セイラ
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