Magnificent View #996
ムハンマド・アリー・モスク(エジプト)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 カイロの高台で祈りの声を響かせるモスク。参拝に訪れた人々を、天井から下がるランプが優しく照らしている。

 このモスクを建造したのは、その名の通り、ムハンマド・アリー。オスマントルコの支配下にあったエジプトの総督であり、ムハンマド・アリー朝の初代君主でもあった人物だ。

 1824年に着工し、彼の死後、息子であるサイード・パシャが完成させたのは1875年のこと。長い年月をかけて建てられたモスクは、イスタンブールのブルーモスクを模して造られている。巨大なドームと2本の細長いミナレットを持っているのは、そのためだ。

 ドームの天井を彩るのは、こまやかな幾何学模様の細工。壁にはアラバスター(雪花石膏)を使用しているため、別名を「アラバスター・モスク」とも呼ばれている。

 金曜の礼拝時をのぞき、観光客も中に入ることが可能。無数のランプがゆらめくドームの中に入れば、イスラム教徒でなくても、心が癒されそうだ。

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