Magnificent View #549
イブン・トゥールーン・モスク(エジプト)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
イブン・トゥールーン・モスクは、エジプトの首都カイロで最古にして最大のモスク。9世紀中頃から10世紀初頭にかけてエジプトとシリアを支配した、トゥールーン朝の行政・宗教の中枢として、876年に建てられた。
その大きさは幅 116メートル、奥行 140メートル。アーチ状の回廊にぐるりと囲まれた広大な中庭があるのが特徴だ。外階段のついた螺旋型のミナレット(塔)もあり、その頂上からは、この美しいモスクを一望することができる。
アーチに施されたアラベスクの紋様や、真昼でもひんやりとした回廊は、どこかミステリアス。そんな雰囲気が買われてか、映画『007 私を愛したスパイ』もここで撮影されたという。
文=芹澤和美
