おとなになって、高級なレストランに行くようになったし、おしゃれな料理もたくさん知っている。でも、ふとした瞬間に、母の手料理が恋しくなったりしませんか?

 カレー、生姜焼き、ハンバーグ、肉じゃが……。慣れ親しんだあの味に出合える、ほっとできる家庭料理のお店をご紹介。

» 第1回 食べだしたらとまらない「鶏の唐揚げ」
» 第2回 からだがほしがる「野菜」
» 第3回 やっぱり食べたい「魚」
» 第4回 おとなになっても好きな「カレー」
» 第6回 ニッポンのうまい「洋食」
» 第7回 懐かしの「卵焼き」
» 第8回 ときどき食べたい「ハンバーグ」
» 第9回 ほっこりやすらぐ「汁もの」
» 第10回 ぐつぐつ「煮物」
» 第11回 結局おいしい「ごはん」

【おふくろの味】
#05 生姜焼き

 いくら食べても飽きないのが生姜焼き。2種類の生姜で味わえて、風味と食感が引き立つ個性豊かなお店をセレクト。

こだわりの銘柄豚のロース生姜焼

◆ 巣鴨 ときわ食堂[巣鴨]

林SPFロース生姜焼 730円。料理は、すべてプラス270円でご飯、味噌汁、お新香付きの定食にできる。契約農家から届くひとめぼれのごはん、毎日、300回かき回すという手間ひまかけたぬか漬けも自慢の味わい。

 店主自ら市場や生産者のもとへ足を運び、食材を厳選。シンプルかつ親しみのある料理を中心に、ひと手間かけた飽きのこない味を伝えている。人気メニューの一つである豚の生姜焼きには、やわらかい肉質と脂の甘みが楽しめる千葉の銘柄豚「林SPF」を使用。スライスとすりおろしの2種類の生姜で、風味と食感を引き立てている。

えびフライ 760円。
刺身盛り合わせ 760円。

巣鴨 ときわ食堂
所在地 豊島区巣鴨3-14-20
電話番号 03-3917-7617
営業時間 10:00~22:30(L.O.)
定休日 無休
席数 87
料金 こだわりメンチカツ 470円、あじフライ 430円、さばみそ煮 670円、ニラレバ炒め 620円
※カード利用不可、予約不可、価格はすべて税込

2016.05.28(土)
文=秋山由佳里
撮影=深野未季

CREA 2016年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

だらだらリラックスのすすめ。

CREA 2016年6月号

がんばりたくない人のための
だらだらリラックスのすすめ。

定価780円