ホラ貝の合図でバーベキュー・パーリー!

やってきたのは海沿いのカフェ。ここの金曜、土曜の限定メニューは……。

 海岸線に太陽が沈みかけたころ。泳ぎ疲れてやって来たのは、地元ロコにとっての憩いの場・カピオラニ公園。そこの海に面した場所に位置するオープンテラスの小さなカフェ「ベアフット・ビーチ・カフェ」で、ゆったりとした時間を過ごしませんか?

 開放的な空間で食事やドリンクを気軽に楽しめるほか、金曜日と土曜日の夜にはバーベキュー・イベントが行われます。“ブオオオ~!”……ロマンチックナイトを告げるホラ貝の音色が聞こえたら、ダッシュでお店に向かいましょう。

手で簡単にほぐれる柔らかいポークリブで夢心地……。

 焼いとる! 焼いとる! お肉の香ばしい香りに脳みそも胃袋も一気に戦闘モード。地元ミュージシャンによる生バンド演奏をBGMに、まずは焼かれているお肉をチェックし、さらにビュッフェコーナーの種類を瞬時に確認。

 注文したポークリブが運ばれて来たら、さっそくお皿を持ってバイキング・タイムを開始させましょう。

 ビュッフェコーナーにあるサラダやライス、マカロニなどのサイドメニューは、すべてお肉の値段に含まれており、しかも取り放題の食べ放題。ライスを盛りつけようと手を伸ばしたら、「OH! SORRY」。

 手が重なった相手は、ビーチで背中にオイルを塗ってくれたあの人……。そんなハワイアン・ミラクルが起こる可能性はゼロではありません。

ハワイアンミュージックに身をゆだねて、お肉の海に溺れましょう。

 サンセットビーチを見つめ過ぎて目が乾いた頃が、夕食時。オープンテラスで「いただきます」の代わりに口をついて出るのは「サンキュー、ピッグ」というポークリブへの優しい気持ち。ナイフとフォーク? 文明の利器っているのかな? 手づかみでいってみよう!

 「抵抗」という言葉を知らない焼き立てポークリブのお肉は、片手でつまめば骨からはがれる程の柔らかさ。瓦のような大きさのものでも同じで、真ん中から裂いてパッカーン。バンド演奏も相まって、気付いたら踊りながら食べてしまうかも!?

 向かいの席に座るのは、さっきのライス男子。ナイフとフォークを使って上品にお肉を食べているみたい。ハメを外せない男なのね、なんだか幻滅。

ベアフット・ビーチ・カフェ
URL http://www.barefootbeachcafe.com/

2016.04.27(水)
文・撮影=「ハワイに恋して」