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本の話
文化は時にひとを救うが、時にひとを殺す『万事快調〈オール・グリーンズ〉』
「あ、思いついた」 朴は右手の指を擦り合わせて音を鳴らそうとしたが、そこそこ寒い外気のせいで手がかじかみ、ままならなかったらしい。パスッ、と気の抜けた摩擦音だ…
2023/06/29
スティーヴン・キングの魅力を語る! 長年担当してきた翻訳者と担当編集者 による対談を一部公開します
1974年に作家デビューしたスティーヴン・キング。デビュー50周年を前に6月26日に刊行される新作『異能機関』(上・下)では、原点回帰的要素を満載しつつ、老…
2023/06/28
茨の道をまっすぐに歩いていけ―― 完結篇に込められた作者の メッセージ『舞風のごとく』
大ベストセラーになった『バッテリー』を始めとする児童文学で知られていたあさのあつこは、その後、一般文芸に進出。さらに二〇〇六年、初の時代小説『弥勒の月』を刊…
2023/06/27
「ゆうれい居酒屋」が結ぶ縁―― ホッピー社長・石渡美奈さんのラジオに山口恵以子さんが出演
皆さま、『写真館とコロッケ ゆうれい居酒屋3』を読んでくださって、ありがとうございました。作品をお楽しみいただけたら、こんな嬉しいことはありません。 早いも…
2023/06/26
「現在持っている小説技術を可能な 限り注ぎ込んだ」と語る白石一文の 新作『投身』刊行に寄せて
ここ数年、千枚(四百字詰め原稿用紙)を超える長編を三作、立て続けに書き、短いものは一本も書かなかった。 私は長編好きで、短編は気が乗らない。それはデビュー当…
2023/06/23
「ペットロス」を乗り越えることは できるのか? 自身も「その日」を 経験した著者によるそれぞれの物語
号泣する準備はできていなかった そのとき、私はスーパーの「精肉売り場」にいた。 ポケットの中でマナーモードの携帯電話が震えているのに気づいたとき、心臓が竦み上…
2023/06/22
「柄谷行人」ができるまで── 「交換の力」を考え続けた60年
二〇二二年十二月、アメリカのシンクタンクが「哲学のノーベル賞」を目指して創設した「バーグルエン哲学・文化賞」を、柄谷氏へ授与すると発表した。百万ドル(受賞時の…
2023/06/20
映画の暴力と救済について 『映画の生まれる場所で』 女優・橋本愛が語ります
『舞妓さんちのまかないさん』というNetflixの配信ドラマで、是枝さんの作品に出演するという夢が叶った。念願だった。夢が叶う心地というものを、初めて鮮明に感…
2023/06/19
最高にポップなモダン・ファンタジー 河野裕氏の最新長編 『愛されてんだと自覚しな』
アニメ・映画化されたデビュー作「サクラダリセット」シリーズや、『いなくなれ、群青』から始まる「階段島」シリーズなどで人気を誇る河野裕さんの最新長編『愛されてん…
2023/06/09
「やる気」「使命感」「執着心」 3無しの人間が天下を獲れた訳とは? 『極楽征夷大将軍』(垣根涼介)
『極楽征夷大将軍』と聞いて、多くの読者は誰を思い浮かべるだろうか。 垣根さんが新著で描いたのは、室町幕府の開祖・足利尊氏。「日本史に名を刻む武将の中で、おそら…
2023/06/08
震災を経て、19年ぶりの刊行 『噴怨鬼』刊行に寄せて
ようやく刊行の暁となった『噴怨鬼』。去年の10月にしんぶん赤旗日曜版の連載を終え、それこそ首を長くして待ち望んでいたものである。これは私がこれまで小説の中で…
2023/06/07
生れてくる子の名前を考えつつ 町の揉め事に立ち向かう!?―― 『おやごころ』(畠中恵)
畠中恵さんの人気時代小説「まんまこと」シリーズ。待望の新作では、主人公の麻之助がついに父親となり、生まれてくる子の名を考えつつ、町の揉め事に立ち向かっていく…
2023/06/06
人間への深い洞察力と詩情にあふれた 新たなハードボイルド小説の誕生 『父を撃った12の銃弾』
読み方としては邪道かもしれないが、二年ぶりに再読するにあたり、父親ホーリーの過去の章、すなわち「銃弾#1」から「銃弾#11」まで読んでから、冒頭にもどり、娘…
2023/06/05
徹底した悪のキャラクター「禿鷹」に わたしが感情移入しなかった理由 『兇弾 禿鷹V』(逢坂 剛)
禿鷹のシリーズを書き始めたのは、一九九〇年代の末期に近いころ、つまり四半世紀も前のことだ。 それよりもさらに前、一九九〇年代の前半あたりから大沢在昌、今野敏…
2023/06/02
ちっぽけだけどかけがえのない人生が 宇江佐作品の中で輝き、読み継がれる『蝦夷拾遺 たば風』(宇江佐 真理)
本作のサブタイトルは蝦夷拾遺。 作者自身のあとがきにあるように、「かつての北海道と何らかの関係のある」六編が収められている。また、函館出身の宇江佐さんの「郷…
2023/06/01
ごはん作りが苦手な著者が、 料理がテーマの小説に挑戦した理由 『料理なんて愛なんて』(佐々木 愛)
『料理なんて愛なんて』の単行本が出たとき、周りの人に「私はこの主人公ほど料理が嫌いなわけではない」というようなことを、言って回ってしまいました。才能がありそう…
2023/05/31
これぞまさしく真正の青春小説 『青春とは、』(姫野 カオルコ)
羨ましい。 この高校に通っている主人公たちが、である。『青春とは、』の舞台は一九七〇年代半ば。滋賀県の公立進学校に通う乾明子の目を通して、高校生活が描かれる…
2023/05/30
直木賞受賞の人気シリーズ新作が 17年ぶりに登場! 著者がヒット作を 封印し、そして復活させた理由とは
奥田英朗さんは2004年に『空中ブランコ』で直木賞を受賞。トンデモ精神科医・伊良部一郎が暴走するこの作品は、〈伊良部シリーズ〉として累計290万部を誇る人気…
2023/05/29
妊婦のワクチン啓発で気づいたこと 『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』
科学を無視したコロナ禍のアメリカでの妊娠 2020年、私は渡米14年目の医師として、また妊婦として、新型コロナパンデミックを経験しました。 アメリカのコロナ対…
2023/05/19
崎陽軒の経営理念とは? 真のローカルこそが世界基準に なり得る。野並直文社長(現会長)
文春新書の新刊『逆境経営』(税込・1,155円)は、グローバリズムの波に翻弄される日本社会にあって、実直に、そしてしたたかに歴史を重ねてきた日本企業14社のあ…
2023/05/18
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「70代になると色々とガタが来る」人生の終わりを意識した三浦友和が明かした“夢”とは?
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「かなり勇気ある演出だと思いました」ノーベル賞作家カズオ・イシグロが語った、映画『遠い山なみの光』が出来るまで
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CREA2025年秋号の記事にてお詫びと訂正がございます
2025.9.10
『CREA』2025年春号(通常版)に関するお詫びと修正版PHOTO CARD送付のご案内
2025.3.13
「CREAかわいいニャングランプリ2025」個人情報に関するお詫びとご報告
2024.12.30