Picture credits (© Fischer Sports GmbH) obligatory. 中谷が作成した、人工雪製作装置。 中谷の故郷、石川県加賀市片山津にある「中谷宇吉郎 雪の科学館」。世界でも珍しい雪と氷を専門にした科学館だ。提供:中谷宇吉郎 雪の科学館 雪の科学館に展示されている掛軸。この名言の最初の掛け軸は、凍上の研究のために赴いた満州・奉天で、親友・高野與作に贈られた。 雪の結晶の分類の一部。科学の視点でここまで大量の記録を作成し、分類したのは中谷が初めてだった。 トークセッションの一幕。長さが80cm、幅が20cmもあるスキーで研究場所へ赴いていた中谷氏の話を聞いて「フィッシャーのスキーが当時あれば、中谷氏の研究もより負担なく快適に進んだのではないでしょうか」と語る小田島氏。 科学館には中谷氏が晩年研究の拠点にしていたグリーンランドの氷河から運んだ石の中庭が。宇吉郎の次女で、アーティストの中谷芙二子による「霧の彫刻」も楽しめる。雪の科学館には自然に思いを馳せる贅沢な体験が待っている。