メインおかずに迷ったら「シンプルに塩焼き」

 汁さえも作らない日だってある。先日は豚肉をなすと一緒に焼き、ゆでてあった小松菜とミニトマト添えたポークソテーとライスで昼ごはんにした。

 ポークソテーは筋切りをしっかりして、塩麹パウダー(マルコメのものを愛用中、肉が柔らかくなっていい!)をまぶして数分おいてから焼く。なすと一緒に蒸し焼きにすると、肉汁をなすが吸っておいしい付け合わせになってくれる。

 メインおかずに迷ったら、「シンプルに塩焼き」がいい。ポークソテー、チキンソテーのふたつは作り慣れておくの、心よりおすすめ。焼いている間に食卓をふいてカトラリーやらを出したり、ごはんをよそったりもしやすい。慣れてくるうち、味つけも照り焼き、しょうが風味、にんにく風味、カレー粉まぶし、あるいはおろしぽん酢醤油など、バリエーションをつけやすくもなってくる。ピーマンやもやし、きのこなどを脇で焼いて、付け合わせを一緒に作れるのもいい。

 こんなふうに料理のことを書いていると、食欲がそそられてきて「また作ろうか」という気力も湧いてくる。さあ、そろそろ夕ごはんの支度でもしますかね。では皆様、また来月。

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)、『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)がある。
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