CREA2026年秋号の「1冊まるごと人生相談」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。
【相談】どうして私だけこんなにPMSがひどいの?
【回答】PMSの感じ方は個人差あり。自分に合う対策を見つけて
PMS(月経前症候群)は排卵後に黄体ホルモンが増え、生理の2~3日前から減少するという急激なホルモン変動に体が反応して起こると考えられます。ただし、同じ環境下でもストレスの感じ方に個人差があるように、ホルモンの数値が同じように変動しても、PMSの症状を感じる人・感じない人がいます。
また、同じ人でもその時の体調やストレスの大きさなどで症状の感じ方が変わります。その時々の自分に合った対策を見つけていきましょう。
【相談】PMSの対策は何から始めたらいいですか?
【回答】生理前7日間だけでいいので体調日記をつけてみましょう
感じ方に個人差のあるPMSは、その対策も人それぞれ。まずは現在の自分の状態を正しく知ることがスタートです。2周期分でいいので、生理前7日間の体調や心の状態を記録してみましょう。
月経日、痛み、睡眠、気分(イライラ、落ち込み)など、メモ程度に書いておくと傾向を把握できます。そのうえで、イライラするならひとり時間を確保するよう心がける、むくみが気になるなら塩分を控えてみるなど、自分に合ったセルフケアを試してみて。
【相談】30代になって急にPMSを感じるようになりました……
【回答】30代は環境の変化が大きい時期。ストレスの大きさが原因かも
20代後半から30代は排卵が安定する人が多く、ホルモンが正常に分泌するからこそホルモンの変動が生じ、PMSが起きやすいと言えます。また、30代は仕事の責任が増したり、結婚・出産・育児など生活スタイルが一変する時期でもあります。
特に産後はホルモンバランスの急激な変化や睡眠不足などでPMSが悪化することも。体力的に無理がきく年齢でもあるので、つい頑張りすぎてストレスを抱えていませんか。生理前は予定を詰め込まないようにするなど、リラックスできる環境づくりに目を向けてみては。
【相談】日常で簡単にできるPMS対策はありますか?
【回答】入浴や軽い運動で血流をUP。PMS対策の食材を取り入れて
冷えはPMSを悪化させるためシャワー浴よりも入浴、全身の血流を促すウォーキングなどを習慣にしてみては。スマホやパソコンの画面を同じ姿勢で見ていると血行が悪くなるので、合間のストレッチを忘れずに。
食事面では、カツオやバナナなどに含まれるビタミンB6やカルシウムの摂取がイライラを緩和し、ビタミンEの一種であるγ-トコフェロールはむくみを軽減する作用があると言われています。食事だけで補えない場合は、PMSの症状を和らげるサプリメントを摂るなど小さなことから始めましょう。
【相談】どのくらいの症状が出たら婦人科へ行くべき?
【回答】生活に支障があるならすぐに! どんな症状でも気軽に相談を
寝込んでしまう、パートナーに強く当たってしまうなど、生活に支障を及ぼすほどのPMSは病気の一種と考えたほうがいいと思います。すぐにでも受診し、低用量ピルの服用も検討しましょう。
ピルに抵抗がある方は、ピルほど副作用の心配のない黄体ホルモンの薬もありますし、それほど症状が強くない方には漢方薬やサプリメントもご提案できます。決まって月経前に体調が悪くなる1週間前後、それも貴重な時間、人生の一部です。毎月失っていい時間ではありません。気軽に婦人科を頼ってください。
CREA 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

