琉球王朝時代から独自の情緒を育み、独特の歴史や文化、食の魅力が詰まった沖縄・那覇。「OMO5沖縄那覇(おも)by 星野リゾート」は、そんな那覇の知られざる魅力を満喫できるホテルです。

 前篇では、那覇の街をこよなく愛するスタッフ・OMOレンジャーの発案で始まったアクティビティ「市場まーさんぽ 夏の特別ツアー」に注目。

 OMOレンジャーと、今夏から新たな訪問先として加わったサーターアンダギー&沖縄ぜんざいの専門店「琉球菓子処 琉宮(りゅうぐう)」に、ツアー造成の裏話も聞きました。


普通の観光じゃもの足りない!の声に応えるツアー

 「OMO5沖縄那覇(おも)by 星野リゾート」(以下、OMO5沖縄那覇)には、沖縄・那覇の魅力を深堀りする数々のアクティビティがありますが、とりわけ評判なのが、2024年からスタートした「市場まーさんぽ」。

 「まーさん」とは沖縄の言葉で「おいしい」という意味。OMOレンジャーの案内で、2023年にリニューアルした「那覇市第一牧志公設市場」(以下、公設市場)とその周辺をめぐりながら、沖縄独特の食文化を体験できます。

 今夏は、同ツアーを進化させた「市場まーさんぽ 夏の特別ツアー」を展開(10月31日まで)。沖縄の長い夏を乗り切る先人の知恵をより楽しく、より深く知るプログラムを体験できます。※参加料/1人 1,000円

 市場内外のお店をめぐりながら、「琉球王国時代」「命薬(ぬちぐすい)」「出汁」「年中行事と食」という4つ切り口で、沖縄の食文化を解説。試食サービスや体験もある盛りだくさんの75分です。

 例えば、公設市場内の「はま食品」は、琉球王朝時代には宮廷料理として振る舞われていた「ジーマーミ豆腐」を製造販売する沖縄随一の老舗。

 ジーマーミ豆腐とは、地豆(地面の下に成る豆=ジーマーミ:落花生のこと)でつくられる八重山発祥の郷土食。

 八重山地方では、仏壇行事の際に落花生を使った料理を供えたほか、土に根を張り広がる落花生は縁起の良い食材とされ、お祝いごとにジーマーミ豆腐がふるまわれる伝統があったそうです。

 それが琉球王朝時代に首里に伝わり、宮廷料理として王族や賓客にふるまわれ、時代を経て庶民の食卓へ。沖縄料理店でも定番の一品になっているのはご存じの通り。

 はま食品のジーマーミ豆腐は、現店主の曾祖母・宮城文さんが伝えた伝統的な地釜炊き製法を50年以上にわたり守り続ける逸品です。落花生の薄皮を丁寧に取り除いてすりつぶし、でんぷんを加えて真っ白に仕上げます。

 タレもまた、八重山醤油、砂糖、かつおだしでつくられる伝統的なもの。甘ったるさのない、スッキリとした味わいが、ほんのり甘いジーマーミ豆腐とよく合い、後を引くおいしさでした。

伝統的な文化や行事に根ざした沖縄の食を満喫

 さらに、沖縄の伝統行事「清明祭/シーミー」(親戚一同でお墓に参り先祖供養をする行事)のウンサミ(重箱料理)に欠かせない蒲鉾の専門店や、沖縄料理のベースとなるかつお節・昆布の専門店、沖縄を代表する甘味であり命薬(ぬちぐすい)でもある沖縄ぜんざいやサーターアンダギーの専門店などをめぐります。

 普通の観光では、ほとんど知ることのできない沖縄の食文化の奥深さ、面白さに触れるツアー。最後には、琉球料理研究家・松本嘉代子さん監修のオリジナルハンドブックのプレゼントも!

 お店の情報ものっているので、食材のお取り寄せなどにも使える一冊です。

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