パーマやブローが中心だったそれまでとは状況が変わり、ここ15年の間に、コテやアイロンでのスタイリング法が主流になりました。しかし、コテやアイロンが苦手な方もまだまだたくさんいます。美容師さんにやりたいヘアスタイルの写真を見せても「コテは使えますか?」と質問されて、「上手く使えないワタシは論外」みたいに思ってしまう、そんな方も少なくないはずです。

 そんな方に朗報です。最近、スタイリング法に少しずつ変化が起きてきています。その筆頭が「マジックカーラー」を使ったスタイリングの再ブームです。皆さんは、マジックカーラーを使ったことがありますか?


まさかの「再ブーム」が起きているワケ

 マジックカーラーは、マジックテープの付いたカーラーに髪の毛を噛ませて固定することで、クセ付けできる便利アイテムです。髪を巻いたまま10分ほど時間を置くことでクセが付きます。その仕上がりは自然で、ブローやパーマで作るカールに近くなります。

 昔からあるアイテムですが、近年は使っている人が少ない印象でした。それがトレンドの変容と共に、コテやアイロンに頼らないスタイリング法として再注目されているのです。

 日々のサロンワークでも「最近はあまり前髪を巻かない」という方が増えてきている実感があり、そういった方にぴったりのアイテムです。近年増えている「ナチュラルなカールにしたい」というニーズにも合っています。

 マジックカーラーの最大の利点は、使い方が簡単なことです。

 コテやアイロンは、鏡越しに「複雑な作業」を「スムーズに」行わないといけないため、思うように手が動かず苦手意識を抱きやすいアイテムです。しかしマジックカーラーは「巻いて時間を置く」プロセスだけでクセ付けできます。安全性も高く、火傷や髪のダメージを心配する必要もないため、ヘアアレンジが苦手でもゆっくり何度もやり直すことができます。

 一方で、マジックカーラーで作るカールは、良くも悪くもコテやアイロンで作るカールとは質感が異なります。現代のヘアスタイルは「コテやアイロンを使わないと再現できない」ことが多く、マジックカーラーだけでの再現が難しいのが実情です。

 そして、コテやアイロンに比べると、マジックカーラーで作ったカールは時間の経過と共に取れてくることも否めません。しかし、クセが付くのを待っている間に出かける支度ができ、限りなく髪にダメージレスなため、スタイリング法として優秀なのです。

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