【次に流行るもう一曲】
NEWS「KAGUYA」

NEWSの新曲は竹取物語がモチーフの壮大なラブソング

伊藤 「Flowerwall」の前週にNEWSの「KAGUYA」がリリースされます。僕はNEWSの元プロデューサーなんで、いまでも欠かさずチェックしています。

山口 おー。これは紹介しておかないとですね。

伊藤 それに今回は嬉しいことにコライティングファーム(CWF/山口が塾長、伊藤が副塾長を務める「山口ゼミ」(外部サイト)修了生による、作曲家チーム)の楽曲「TRAVeLiNG」が、カップリングに入ってますしね。

山口 安楽謙一は「山口ゼミ」の1期生、アレンジもやっている瀧口系太は3期生。共にCWFのメンバーですが、この2人のコライティング(共作)作品ですね。嬉しいです。

伊藤 ですね。まぁNEWSに関しては、とやかく言うつもりはなくって、単純に心からヒットするのを願っていますね。あとは、彼らが元気に続けていってくれれば良いって、もう親心みたいなもんですね(笑)。

山口 いつもの切れ味鋭い伊藤節とは違いますね。苦楽を共にした仲間の作品ですものね。ノンタイアップシングルのようですし、是非、曲でヒットして欲しいですね。

NEWS「KAGUYA」
ジャニーズ・エンタテイメント 2015年1月7日発売
初回盤A[CD+DVD]1,400円、初回盤B[CD]1,300円、通常盤[CD]1,000円
■NEWSにとってデビューから17枚目となるシングルの表題曲は、竹取物語のかぐや姫をモチーフにした壮大なラブソング。ミュージックビデオの監督には蜷川実花を迎えている。ちなみにNEWSの現メンバーは、小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也の4名。
■「KAGUYA」作詞/MOZZA 作曲/take4 編曲/CHOKKAKU

山口哲一 (やまぐち のりかず)
音楽プロデューサー、コンテンツビジネス・エバンジェリスト。(株)バグ・コーポレーション代表取締役、「デジタルコンテンツ白書」(経産省監修)編集委員。プロデュースのテーマに、ソーシャルメディア活用、グローバルな視点、異業種コラボレーションを掲げて、音楽とITに関する実践的な研究を行っている。著書に『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』『プロ直伝! 職業作曲家への道』(リットーミュージック)、『世界を変える80年代生まれの起業家 ~起業という選択~』(スペースシャワーネットワーク)がある。最新刊は『DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること』(リットーミュージック)。詳細プロフィールはこちら
Twitter@yamabug https://twitter.com/yamabug
ブログ「いまだタイトル決めれず」 http://yamabug.blogspot.jp/
作曲家育成セミナー「山口ゼミ」 http://www.tcpl.jp/openschool/yamaguchi.html
WEDGE Infinity連載「ビジネスパーソンのためのエンタメ業界入門」 http://wedge.ismedia.jp/category/entertainment

伊藤涼 (いとう りょう)
音楽プロデューサー、ソングライター。ジャニーズ・エンタテイメントで『青春アミーゴ』などのミリオンセラーをプロデュース、後にフリーランスに。ソングライターとして、乃木坂46『走れ!Bicycle』、AKB48『ここにいたこと』などの作品がある。作詞アナリスト、フードミュージックプロデューサーとしても活躍。論理的で明晰な分析力に注目。著書に『作詞力 ウケル・イケテル・カシカケル』(リットーミュージック)がある。
マゴノダイマデ・プロダクション http://www.mago-dai.com/
ブログ「伊藤涼の音楽」 http://ameblo.jp/magodai/
伊藤涼が主宰する作詞研究室リリック・ラボ 
http://www.mago-dai.com/?p=746

Column

来月、流行るJポップ チャート不毛時代のヒット曲羅針盤

音楽ビジネスとITに精通したプロデューサー・山口哲一。作詞アナリストとしても活躍する切れ者ソングライター・伊藤涼。ますます混迷深まるJポップの世界において、この2人の賢人が、デジタル技術と職人的な勘を組み合わせて近未来のヒット曲をずばり予見する!

2014.12.28(日)
文=山口哲一、伊藤涼