Magnificent View #407
ブルー・シティ(インド)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 どこを見ても、ブルー、ブルー、ブルー……。通称「ブルー・シティ」と呼ばれるのは、インド北西部、砂漠の入口にあるジョードプルという街だ。

 ほとんどの家の壁が青く塗られているが、いつからこのようになり、何のために青色にしたかは、はっきりと分かっていない。カースト制度の聖職者階級であるバラモンが、他の階級の住民たちの家と自宅とを区別するため、家の壁を塗ったという説、街を建設したときに、砂漠の中で青々としたオアシスをイメージしたという説などがある。

 諸説はあれど、青い壁は、太陽熱の伝達を和らげて屋内の温度を上げにくくしたり、蚊避けやシロアリからの保護などに、おおいに役立っているという。

 観光地として、ホテルやレストランも充実しているジョードプル。青色に染まった理由はなんであれ、暑いインドでこんな風景を見れば、心が休まりそうだ。

次の記事に続く ピンクに染まる宮殿に設けられた 無数の小窓が秘めた機...