Magnificent View #405
ザ・タージ・マハル・パレス(インド)
ムンバイのシンボルでもあるインド門の隣で、堂々たる姿を見せるザ・タージ・マハル・パレス。ホテルが誕生したのは、インドが英国の植民地下にあった1903年のこと。当時は、インドにある高級ホテルの多くが、英国人しか宿泊できないという時代だった。
そんなインドにおいて、ビジネスで成功を治めていたインド人実業家のジャムシェトジー・タタが、インド人が泊まれる高級ホテルを築こうと一念発起。一説には、彼がある高級ホテルに入ろうとしたところ、白人専用であることを理由に入館を断られたことが、ホテル建設への起爆剤になったともいわれている。
当時は最先端だったエレベーターを備えていたり、エッフェル塔と同じ巨大な鉄骨が用いられるなど、巨額が投じられたこのホテル。開業後はムンバイ一の高級ホテルとなり、インドを訪問する世界の政治家や王侯貴族らも、ここで過ごしている。
Column
今日の絶景
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2014.11.09(日)
文=芹澤和美